見出し画像

【醸す旅】徳川家康が愛した逸品がある街 静岡県浜松市

気になった全国各地の発酵食品を巡る旅の記録です。

■静岡県浜松市で醸す旅

▶︎浜納豆

今回の醸す旅の目的は、
浜松の名産品”浜納豆”

浜納豆とは、
一般的な糸引き納豆とは異なり、
糸を引かず、形は大豆そのままで、黒茶色と味も見た目も全く違う納豆です。

作り方も異なるそうで、
納豆菌ではなく麹菌を使います。

蒸した大豆を麹菌で発酵させ、塩水の中で熟成したのちに天日干しで乾燥させるそうです。

かの徳川家康も好んで食べたともいわれる発酵食品です。

■散策ルート 

▶︎ 大福寺(約10分)

浜納豆の元祖と言われる大福寺納豆を作っているお寺です。

こちら本堂です

浜納豆は、もともと「浜名納豆」と呼ばれており、
室町から江戸時代以降の権力者に献上されていたという歴史をもつ逸品です。

「浜名納豆」という名は徳川家康が命名したといわれているそうです。

ある年に献上の納期が遅れ家康が、
 「浜名の納豆はまだ来ぬか。」
と、納豆が来るのを待ちわびて言ったことから浜名納豆と呼ばれるようになったとのことです。それが浜納豆となったんですね。

山の方に登った先にありました。
赤い門が目印です。

園庭に入る門です

大きなお寺ではありませんが、文化財や庭園もあります。

最初の門は車で通り過ぎてしまいました…

受付に大福寺納豆と書いているのを見つけましたが、逸る気持ちを抑えてまずは本堂へお参り。

本堂も紅い

静まりかえる中、夏の終わりを告げるようにツクツクボウシの鳴き声が響いていました。

木の陰が涼しげ

見たことないぐらい大きな松ぼっくり。夏の終わり〜と歌いたくなるような夏模様です。

おっきなまつぼっくり

本堂をお参りしたあとに本命の浜納豆を購入。

なるほど、普段見慣れている納豆とは姿形が全く違う。

普段見慣れてる納豆と全然違う!!

家に帰ってゆっくり味わおうと思っていた矢先に悲劇が😱
その夜に泊まったホテルに忘れてきました!!
なので、味はわかりません、、、💦

▶︎浜松サービスエリア

急遽別の浜納豆を求めて浜松サービスエリアへ。
ここで購入したのがヤマヤ醤油の浜納豆。
こちらも浜納豆の代表的な製造会社です。浜松の各所で購入することができるようです。

老舗感たっぷり

見た目は、黒くて粒は小さめ。小さいのは、発酵し、天日干しした後に食べやすいように刻んでいるんですね。

いざ実食。
なんとも例えようのない味でした。糸引き納豆とは全く違うんですが、ほのかに納豆の味も感じる。保存食ならではの濃いめでで独特の味を放っています。
おつまみや味のアクセントとして少しずつ食すのが適していますね。

合戦場で栄養価が高く保存食としても好まれていたということですが、これぞ発酵食品の役割ですよね。ザ・発酵食品という味でした。

ヤマヤ醤油さんのホームページには、おすすめの活用法も載っているので是非参考にしてください。

■個人の感想

ずっと気になっていた浜納豆の地へ行くことができました。旅は、見て触れて知ることで学びが定着することをいつも教えてくれます。
歴史の権力者が愛した浜納豆。それが今現在でも現存している意味を感じながら味わっていきたいと思います。

私の醸す旅はまだまだ続きます♪


最後までお読み頂きありがとうございました!
好きやフォローいただけると嬉しいです✨

🎧音声でも配信しています。
是非聴きに来て下さい♪♪

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集