【読書の時間】人生を評価するものさしは何か?
題名:イノベーション・オブ・ライフ
著者:クレイトン・M.クリステンセン/ジェームズ・アルワース
ハーバードビジネススクールの教授が、講義の最終日にいつも行っている授業の内容を元にしている。
幸せなキャリアを歩むにはというのが主なテーマとなっている。
▶︎感想
ハードカバーで字もびっしり。
なかなか手強そうだなと思ったが、読み始めると面白くて思ったよりもスムーズに読むことができた。
とはいえ、私には理解出来ない部分もいくつかありましたので、私なりに解釈した部分を記載します。
この本のキーワードは、
”人生のものさし”
この本では、
ある問いかけに対して、生徒達がいつか自信を持って答えれるように、という主旨で書かれている。
その問いとは、
自分の人生を評価するものさしは何か?
何のために働いているのか、何のために生きているのかと捉えてもよい。
私は、この手の質問はとても苦手である。
今も昔も自信をもって答えられたことはない。
ずっと自分に問いかけている問いかもしれない。
本の中でも著者自身がこの問いかけについて何年も年月を費やしてきたと書かれている。
多くの人が一生問い続けることなのかもしれない。
幸せなキャリアを歩むという点で、
衛生要因と動機づけ要因の2つの要因がある。
・衛生要因
少しでも欠けたら不満に感じること
報酬、ステータス、職の安定
仕事に不満があるの反対は、
仕事に満足しているではなく、仕事に不満がない
・動機づけ要因
やりがい、責任、自己成長
自分自身に内在するもの。
”仕事に不満がある”の反対は、
仕事に満足しているではなく、
”仕事に不満がない”だという。
衛星要因の不満を取り除いても動機づけ要因が満たされるわけではない。
一時的には衛生要因で成功を収めても、長い目で持続性でみると動機づけ要因で選んだものの方が満たされる。
そこに関わってくるのが、
”誰の””何の”ためなのか?
いわゆる他者貢献ということを意識する必要がある。
最初にあった問いかけに対して、
動機づけ要因と他者貢献が含まれているほど、満たされた幸せなキャリア、人生を送れるということ
と捉えた。
まず今自分に出来ることは、
自分の人生を評価するものさしは何か?
これをリストアップするところが第一歩だと思った。
▶︎印象に残った一節
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