夢の終わりの寂しさは
夢の時間は終わりがある
終わりがあるから寂しくなって
また体験したいと思うのだ
どんなに辛い日常も
夢の時間が支えになって
頑張れるようになるのだと
妻が好きな歌手の歌を聴き
なんとなく感じ取ったのだ
しかし私は耐えられない
夢の終わりに耐えられない
夢が素敵であればある程
夢から醒めた時に訪れる
強烈すぎる悲しさに
だから自分の心の中に
静かな島を作り上げ
森や川や山をつくって
誰も知らない森の奥地に
木造平屋の小屋を建て
独り静かに暮らすのだ
だから私は私であって
肉体こそ現世にあれど
いつも心はここに無い
私の心は終わらぬ時の
安息地にずっとあるのだ
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