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新潟遠征(食事編)

前回に引き続き、8月30日~9月1日の新潟遠征の記事です。
今回は食事に関する話です。


新潟競馬場飯

新潟競馬場では、「料亭 一〆」だけ日曜日に行きました。

たれかつ丼(1100円)は人生で初めて食べました。うな丼のカツバージョンみたいな料理で、けっこう美味しかったです。
友人は、サービス丼(2600円)を頼み、こちらも美味しかったようです。サービス丼はうな丼(4800円)をリーズナブルにしたような存在でした。国産ウナギを使っていることを考えれば適正価格でしょう。馬券で外したら食べられないので、先に食べるのが吉。

スタンドの外には屋台のような出店がありました。かき氷が美味しそうでした。何だか忘れたけど北海道の料理もありました。地元の人向けですね。


登喜和鮨

金曜日の新潟での夕食は「登喜和(ときわ)鮨 新潟店」でいただきました。おまかせ握りと料理で25300円、プラス飲み物代です。

新潟遠征前に予約してくれた友人から値段を聞き、「了解です」などと自然に返信をしたものの、内心では値段にたまげました。
「自分に年齢相応の格がないからびびってしまうだけで、友人2人にとってはわりと普通なのかもしれん」
と思いましたが、友人2人にとっても普通の値段ではないと当日聞くことができて少し安心しました。笑

新発田に本店があり、新潟店が丁度8月下旬にオープンしたらしく、お店には開店祝いのお花がたくさんありました。

高級寿司だから大トロの握りドーン!みたいな貧弱な想像しかできていませんでしたが、全然違って、自分の辞書にないもののオンパレードでした。
写真をあげますが、1つひとつにとても手が込んでいたので正しく説明しきれていません。そこはかとなく汲み取ってくださいまし。

春子の酢締めの磯部巻き(かな?)。最初に食べたお寿司であり、うまし。
若鮎の握りなんて辞書にはない!うまし。
甘鯛のウロコ揚げ。ウロコの衣なんて辞書にはない!うまし。
まぐろヅケ(?)薬草の風味が最初に感じられるお寿司は辞書にない!うまし。
もずくなら知ってるぞ、でもこんなシャキシャキするもずくは知らない!うまし。
いなり寿司。穴守稲荷の神様にお伝えするために全力で味わいました。うまし。

このように1品ずつ味わう感じでした。コースを注文したお客さんたちで、大将の手さばきや説明を楽しみます。「アイドルコンサート」ならぬ「御寿司ライブ」といった感じです。

写真以外では特に、のどぐろのお寿司が美味しすぎました。のどぐろのお寿司は、崩さないために手で直接受け取って食べます。写真を撮ろうと思えば撮れなくもなかったですが、食べることに集中しました。口に入れた瞬間に
「噛んでいないけどわかる!絶対美味いやん」
と判断できるほどに美味しい。

見たことのないものを出してもらって、食べて友人に食レポとかをするのが楽しかったです。1人では絶対に行かない(選択肢に上がらない)類のお店なので、友人といけてよかったです。皆で感動していました。

友人は、「しっかりとした仕事を見ると刺激を貰える」とも言っていました。
誠実な仕事を目の当たりにすることで、自分の仕事に向き合う姿勢等を省みる機会になるということです。

私にはそのような視点がなかったので、よい気づきを得ました。
料理だけで25300円なのではなく、お店の雰囲気や大将の所作をトータルで楽しむからこその値段なのですね。 
 

自分の仕事に自信を持つこと

気づきと言えばもう1つ。
やはり普段行くお店とは敷居の高さが違うため、おのぼりさんのような、フワフワ落ち着かない心持ちが少々ありました。一方、他のお客さんは一見すると落ち着いています。初めて訪れたお客さんの方が多いんじゃないかという気がしましたが、みなさん場にフィットしていました。

その理由について、他のお客さんは年配の方が多く人生経験も豊富そうなので、店に見合った格を備えているのではないかと考えました。

なので、友人(先日の小倉で知り合った方)とお店の感想などを話す際に、
「自分の格が追い付いていない感じがするので、お店に見合った格を持てるようになりたい」
といった話をしたところ、
「格とかではなく、慣れだよ」
と窘められました。

よくよく考えてみると、大将との雑談において自慢話系をしていた客がおり、その客に自分が格で負けてるかといえばそうでもない気がします(肩書きや財産などでは圧倒的に負けていそうですが)。
 

「競馬の予想力」というのは、「医者が患者を診る力」や「ヒット商品を開発する力」などに比べ、世の中に貢献する度合いはとても低いものです。

私は、自身が一般的な「仕事」をせずに競馬や予想屋をやっていることについては、他人とは「仕事」の種類が違うというだけの話なので、気後れは全くしません。
しかし、私の基本的なマインドは社会に貢献することを善しとするものであり、その意味では自分の「仕事」に今ひとつ胸を張れません。自分よりも会社員(他人)の方がエラい(=自分はエラくない)と認識しています。

友人は、私のそういった雰囲気を感じ取ったのでしょうね。
友人は私の競馬の能力を高く評価してくれており、私にはもっと自分自身の力を正しく認識してほしいと思ってくれているようでした。

店を出るときは、大将がわざわざ店の外まで見送ってくれました。美味しいお寿司と一流の仕事、友人の優しさを味わえて、とても印象深い夕食になりました。


名物 万代そば

土曜の朝は、「名物 万代そば」のカレーです。「バスセンターのカレー」として有名らしく、朝から券売機に長蛇の列ができていました。

ミニカレーライス430円

濃厚な味わいの美味しいカレーでした。
しょぼいカレーの肉は脂身が多く、入っていない方がマシだったりするのですが、このカレーの豚肉はしっかり噛み応えがあり、たくさん入っているのが嬉しいです。

鳥専門店せきとり

土曜日の夜は「鳥専門店せきとり」に行きました。
名物っぽい、半身を使った「半身から揚げ」「半身ムシ焼き」をどちらも頼みました。
から揚げは、ケンタッキーの皮をパリパリにしたイメージで美味しかったです。ムシ焼きは、から揚げとは違った美味しさがありました。

左が焼き鳥赤、右が焼き鳥白。1本200円くらいだった気がします(忘れました)。

前日の大将の仕事っぷりを見たことは関係なしに、ここのバイトのねーちゃんは仕事っぷりに難があって残念でしたが、鳥をたくさん堪能できました。


ラーメンまっくうしゃ

鳥を食べた後、せっかくだから新潟のラーメンも食べようということになり、タクシーをつかまえました。

当初は別のラーメン屋に行くつもりだったのですが、タクシーの運ちゃんが、
「まっくうしゃの味噌ラーメンが1番美味い。同僚は週5で行ってる」
とやたらプッシュしていたので、急遽「ラーメンまっくうしゃ笹口店」に行き先をチェンジ。

みそラーメン930円

なるほど確かに、味噌だけど重くなくまろやかな味わいで、チャーシューはガツンと食べ応えがありました。美味しく食べましたが、鳥の後にさらに食べたことでマジでお腹がいっぱいになりました。


新潟の食 まとめ

今回の遠征では、お寿司の印象が強烈すぎて他が霞みました。

新潟っぽいものを食べるなら、名物のたれかつ丼を出すお店や、新潟のお米を前面に出したようなお店に行くとよさそうです。
新潟っぽくなくてもよいなら、バスセンターのカレーやラーメン屋でも十分満足できます。

お寿司では他に「兄弟寿し」というお店も素晴らしいようです。
これも1人なら選択しないお店なので、行くなら他の人と一緒がよさげです。次回の遠征時に行けたらいいなと思います。

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