路傍の石
人間が石であった場合に世界をどのように認知していただろう?人間は自身が人間であるから、人間を特に気にして認知してしまう。近しい様々な動物や鳥や魚や昆虫を気にして認知してしまう。草木山や川湖海を気にして認知してしまう。ただ、どれも人間の生活にも影響するから気にして認知するのだろうか?
木や山の保護、川や海の汚染やゴミ、そういったものを気にして認知するのも生活に影響するからだろうか?岩や石の保護活動は聞いた事がないし、金や銀は虐待を受けているから金や銀の権利を護ろうという話も聞いた事がない。また路傍の石を観て、あの石は強いとか、あの石は勝ち組とか、あの石は羨ましいと嫉妬するとかを想う人間はそうそういないだろう。
鉱物を採掘する事で生態系のバランスや循環が崩れるとか、火山の噴火や大地震が誘発されるとか、何か問題が判明した時に初めて鉱物への見直しが行われるのだろう。
結局のところは、その程度の人類と路傍の石ころに大差はあるのだろうか?
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