古典、故事成語003(史記)
欲して止まるを知らざれば、その欲する所以を失い、
有して足るを知らざれば、その有する所以を失う。
何かを欲して止まらずにいれば、当初の目的すら失ってしまう。
何かを有して満足しなければ、既に有していたものすら失ってしまう。
※注釈※
美味しいからといって、食べ過ぎれば嫌になったり身体を壊してしまう。
異性にもてたからといって、いい気になって複数の異性と関係を持てば今いる異性にあきられ去られてしまう。
金儲けがうまくいったからといって、もっと儲けようとすると思わぬ大損を招いてしまう。
より物を揃えれば、その負担や維持にお金や時間を浪費する。
運良く目的を達する事が出来たからといって、ならばもっとと欲すれば思わぬ陥穽が待ち受けているかも知れない。
自分の中に確固たる基準を作り、その基準を守る事が平穏への道だろうか?
旧ブログにて2015年06月03日に記載していたものを一部加筆修正
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