デザイナーの僕の勉強習慣!3:2の習慣とアウトプットの実践法
こんにちは!
アートディレクター/デザイナーのシクです!🦉
こんな悩みのあるデザイナーいない?
・日々残業ばかりでインプットができない
・時間があっても学びより遊びや趣味を優先しがち
・読書やセミナーによく行くが、仕事に活きているか不安
・先輩オススメの本を隈なく読んでいるけど成果がでない
「学びとは、インプットとアウトプットの繰り返し」と僕は考えている。
学びに悩みを抱える人を大きく2つに分けると
・アウプットばかりでインプットしない人
・またはその逆でインプットに偏りがちな人
この2つに分けれると思う!
前述の4つ悩みの例も、上の2つがアウトプットに偏った例、下2つがインプットに偏った例だよ。
そもそもインプットとは?
インプットとは脳に情報を入れること
アウトプットとはその脳に入れた情報を外に出すこと
英語をそのまま訳せば、Input=入力、Output=出力
これらの具体例を示すと、
・インプット=読む、聞く
・アウトプット=書く、話す、実践する
ということになる。
学校を例にすると、講義や予習復習がインプット、試験がアウトプット。
まずは結論から
結論から言ってしまうと、
・アウトプットだけに偏る人
→ 小手先の知識のみで仕事をこねくり回す自己満足野郎。
・インプットだけに偏る人
→ 知識を収集して陶酔してるだけの自己満足野郎。
とまあ、どっちも社会に影響を与えられない(=顧客にもメリットを与えられない)自己満足に過ぎず、もちろん会社にも社会にも評価はされない。
だからアウトプットとインプットをどちらもバランス良くすべきなんだけど、僕はこの割合を、
アウトプット/3 : インプット/2
この割合になるように習慣化することがベストだと思っている!
これがタイトルにある「3:2の習慣」。
[ポイント1]
アウトプットを多めに。人間は忘れる生き物
ポイントは、インプットよりもアウトプットの割合を増やすこと。
なぜかというと、人間はアウトプットをしないとインプットした情報をすぐに忘れてしまうから。
つまり、インプットの方が割合が大きくなってしまうと、アウトプットしきれない情報が出てきてしまうというのが僕の経験則。
こうなると使わない情報がどんどん脳内に溜まっていく。そしてそのまま忘れ去られてしまう。
事実、ドイツの心理学者、ヘルマン・エビングハウスの研究によると、
人間の記憶力は
20分後:覚えた内容の42%を忘れる
1時間後:覚えた内容の56%を忘れる
1日後:覚えた内容の74%を忘れる
1週間後:覚えた内容の77%を忘れる
1ヶ月後:覚えた内容の79%を忘れる
という結果が導き出されている。
( 1時間で半分以上忘れちゃうのか...! )
[ポイント2]
2週間が1サイクル。無理に1日スパンにしない。
この3:2の習慣、大切なのは1日スパンではなく2週間スパンで実行すること。
おおよそ2週間を1サイクルとして、
・アウトプット:約8日分
・インプット :約6日分
このように区分けする。
2週間で合計8日はアウトプットに使い、6日はインプットに使うというわけだ。
例えば、
仕事も含めて1日10時間を使えるとしたら、2週間で140時間。
この140時間のうち、だいたい84時間はアウトプット、56時間はインプットに使うように心がければ良い。
1日のうち、10時間全てをインプットに使う日もあって良いし、1時間のアウトプットと9時間のインプットの日があっても良い。
しかし、最終的に3:2に収まるように調整する。これが大事。
意識的にアウトプットが多くなるようにコントロールするわけ。
[ポイント3]
1つのインプットは3回アウトプット
最後のポイントは、1つインプットしたことは、2週間の内に3回以上アウトプットすること。
人間の脳はただ単に情報を入れるだけでは、引き出すことができなくなる。
しかし、定期的に引き出してあげることで、思い出す回路が作られるんだ。
なので2週間のうちに3回は引き出してあげるように心がけよう。
まとめ
というわけで、僕がオススメする勉強習慣として「3:2の習慣」をご紹介しました!
ポイントをまとめると
・アウトプットとインプットの割合は[ 3:2 ]
→ 意識的にアウトプットが多くなるようにコントロール!
・2週間を1サイクル
→ 無理に1日を3:2に分けなくていい!
・1サイクル中、1つインプットしたものは3回アウトプット
→ 定期的にアウトプットして、脳に回路をつくる!
という感じでございます!
オススメのアウトプット法
ここからはちょっとした補足情報!
基本原理は理解してもらえたと思うが、
「アウトプットって具体的になにをすればいいの?」
って悩みをもっている人も多いんじゃないかな?
「書く、話す、実践する」が基本のアウトプット。
アウトプット法は数あれど、僕が実際にやっているアウトプット例を2つ紹介しよう。
・1:[ ひたすらメモする。]
他人に見られることは気にしないで、とにかく脳内の情報を外に出してやるんだ。
個人的に「内向型アウトプット」と呼んでいる。
具体例として、僕は読書中に「なるほど」「コレいい!」「ひらめいた!」なんて情報はとにかくメモる!
最低限自分が後から見返してわかる内容になれば良いので、とにかく書き出す!
会議などでも同様に、「後から質問しよう」「代案を思いついた」などはとにかくメモる!!
前述の通り、人間はすぐに忘れる生き物。
たかだか1時間で56%を忘れちゃう。
読書後に大事なポイントを忘れた。会議後の質疑応答場面で質問したいことを忘れた。こんな経験みんなあるでしょ。
「内向型アウトプット」のポイントは、「気軽」なところ。
体裁を気にしなくていいから、とにかく自分の好きなようにやればいい。だからこそ習慣化もしやすく、3日坊主になりにくい。
・2:[ 発信する。note、日報、友人との会話 ]
こっちはとにかく社会に対して発信すること。
僕は「外向型アウトプット」と呼ぶ。
具体例として、本やセミナーで学んだ情報をブログやSNSに書いて発信する。自分の脳内を他人に伝えるわけだから、まとめ方も重要。
僕の場合は、note、Twitter、Instagram、会社の日報が主。
発信することで「勉強になった!」「わかりやすい!」「異議あり!」「無反応...」様々なフィードバックが貰える。
フィードバックの重要性は、自分の意見に対して、違う切り口で考えるヒントや、もっと深く考えるきっかけをもらうことができるところにある。
このフィードバックによって、より一層の自己成長が促進されていく。
無反応だった場合は、「だらだら長々書いているから読まれないのか?」「まとめ方が下手で理解されないのか?」「閲覧数が少ないのか?」などなど仮説立てて考える必要がある。この思考も成長に繋がる。
もう一つは友人に話すこと。
例えば本やニュースなど、忘れぬうちにすぐ友人に話してみる。
数は少ないが確実にフィードバックが即座に貰える。
「外向型アウトプット」のポイントは
・「思い出す回路が脳に形成されること」
・「フィードバックを貰うこと」
副次効果として、
・「まとめる力がつくこと」
・「考える力がつくこと」
とまあ盛り沢山!
インプットの注意点
インプットにもポイントがある。
それは、アウトプット前提の質の良い情報を取り入れること。
中身の薄いセミナーや書籍は意外と多い。
事前に評判やレビューをみたり、講演者や著者の情報を調べることも大切。
読書に関していうと、理解することを最優先するべし。
これを深読という。
読書初心者は最初から
・読む速度にこだわらなくていい。
・読む量にもこだわらなくていい。
→それよりも本の内容について
・他人に説明できる
・議論ができる
このレベルまで理解できるように深く読む。
速読や量は、しっかりと深読ができるようになった後で目を向けてみることで、効率が上がる。
参考書籍
最後に、僕がこの勉強習慣にたどり着くまでに参考にした書籍をご紹介。
ちょうどAudible版が無料なので、Audibleの無料トライアルで聴いちゃうのも手かも!
この本で、著者の樺沢(かばさわ)さんはアウトプットとインプットの割合は7:3を推奨している。
でも僕はデザイナーとして他職種よりもアウトプット量を多くすべきと考えて3:2にした。
その他、アウトプットの方法が7つほど紹介されていたり、脳科学の話も詳しくされていたりなどするので、気になる方は是非読んでみて!
併せて、続編のこちらの本もおすすめ。
アウトプットを前提に、効果的なインプットの方法が多数解説された本書。
読書法や勉強法、話の聞き方やネット活用法など様々学べるのでオススメ。
以上!
今回はコレでおしまい!
新人デザイナーの頃は課題や案件がなかなか終わらず、ひたすら残業(アウトプット)していたことが多かった僕。
同じようにインプット不足が課題のデザイナーは多いはず。
対して仕事の要領が掴めてくると、セミナーや読書の機会が増やせるが、なかなかそのインプットを仕事で生かせずにアウトプット不足になることも経験済み。
3:2の習慣をうまく取り入れ、それぞれの悩みを解決してもらえたら嬉しいです!
それでは、ハッピーデザイニング!🦉
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