【備忘録】さらりーまん

スマホのメモ一覧を整理してたら、昔の新聞記事を、全て文字に打ち出してたものがあって、それが今また心に止まったので、書いておきます。

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さらりーまん
生態学  江波戸 哲夫

いまだにブレないことが"売りもの"になると思っている政治家は多いようだが、もちろんビジネスに世界では、そんなことに価値はない。
新製品の開発でも、工場の新設でも、責任者は、たえず変貌する客観情勢を睨みながら、ある時点では「Aにしよう」といい、次の時点では「いやBがいい」と考えを変え、時間切れに尻を叩かれて「よしcでいこう」と決断するのが普通である。
こんな話をすると元教師の旧友Tが不思議そうにいった。
「そんなにコロコロ考えを変えていたら部下や周囲に信頼されなくなるだろう?」
教育の場面ではそうかもしれないと思いながら説明した。
「いや、企業では考えを変えたとしても、とことん最善を求めるという姿勢が、部下や周囲に伝われば、信頼されなくなることはないんだ」
私が新米サラリーマンになって間もなく、上司の了解を取って仕事を進めていたら翌日、「やっぱりこっちでいこう」といわれ、(OKって言ったじゃないスか)と内心で反発した。しかしすぐ理解するようになった。(上司はブレているじゃなく、時間切れまで納得いくものを追求しているのだ)と。
「一度決めたら頭休め、の人よりその上司を信頼したよ」
Tはため息をついた。
「教師はそうはいかないな。昨日いっていたことと今日いうことが違ってちゃ、生徒がついてこなくなる」
確かにそうだろう。教師や政治家とどう違うのか?
たぶん教師や政治家は多かれ少なかれ理想を語る商売なのだ。ビジネスマンはどこまでも現実の結果を求める。理想ならそうブレたらまずかろう。
いやしかい今では前政権の"言うだけ政治"に疲れたこくみんが、政治にも結果ばかりを求めているかもしれない。
(日本経済新聞 4月17日 夕刊 9面下)

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おそらく2013年の新聞かと思う。
またココロに止まったのは、未だに決断を変えることはよいことではない、と認識しているから。
おそらく当時の自分も同じであったと思う。成長できてないと思った。

最初なんてデマカセでもいいから言わないとダメなんだな、と思った
わたしも信頼されることを望んでいる
でも、わたしの上司はコロコロ考えを変えるのに信頼されている。わたしも、信頼している。
なら、いいんだな、と

来週から変えていこう


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