筋繊維タイプについての持論と、道で他人に声をかける訓練 6月19日
こんにちは、ヤルシカです。
さて、昨日は張り切って日記を書いたり、筋トレ動画を撮影したり、急に新しいことをたくさん始めました。
習慣を続ける方法としては、あまりよろしくないことです。
なので、もしかすると日記や筋トレなどを辞めてしまうかもしれません。
頑張って続けて行きたいですが、大体の人が初めに張り切りすぎて辞めてしまうそうです。
その上さらに、今日は筋トレ動画を軽く編集し、YouTubeにアップしたオレです。
どうせ誰も見る人なんていないので余裕で顔面が写っています。普段あまりまじまじと自分の姿を見たりなんてしてないのですが、なんとも垢抜けない感じですね。
ここから見た目がどうやって良くなれるんだろう? とめちゃくちゃ疑問です。不可能では?
とりあえず、そのうち見た目を改善する努力はやろうと思っています。
筋トレも見た目を改善する努力のうちではあるのですが、
見た目だけでなく、体力だったり健康だったり、いろんなことの改善に繋がるので、
筋トレをするのがオレの中では優先度が高いことでした。
ところでその筋トレにおいて、よく言われるのが遺伝的な筋繊維のタイプです。
筋繊維のタイプには、大きく分けて速筋、中間筋、遅筋という三つの種類が存在しています。
それらは遺伝子型によってそのタイプの筋繊維しかないわけではなく、
どんな人でも混在してはいるのですが、
XX型の遅筋タイプの人はアクチン3タンパク質を合成することができないので、
速筋が発達しづらいと言われています。
RR型やRX型の人たちはトレーニングをすれば速筋が中間筋へ、中間筋が遅筋へと変化していったり、単純に遅筋が増えて持久力を増やすことができるのですが、XX型の人の筋繊維は、元からあった遅筋線維が速筋に変わったりすることはないそうです。
そんなことって理不尽すぎないか? とも思うので、もしかしたらオレの学識不足による勘違いかもしれませんが、間違ってなければこれほどマッチョになるのに向いてないタイプもないでしょう。
そんなXX型なのがオレです。
持論ですが、多分、RX型が一番マッチョには向いているでしょう。
なぜなら、ガツンと速筋を鍛えても、ネチネチと遅筋を鍛えても、このタイプはどちらの筋肉も発達していくからです。
筋肥大を可能とする刺激の幅が広いとも言えます。
RR型やXX型はそうは行きません。
例えばRR型は比率的に速筋が多いので、筋肥大の反応もよく、ある程度まではすぐに大きくなれるでしょう。
しかし、そんな彼らも遅筋の肥大化まで踏み込まなければ、恐らくボディビルダーにはなれないのです。(イケメンマッチョになるには十分なのですが)
有名な話ですが、ボディビルダーの筋組成を調べると、デカい人は速筋が格段に多いのかと思いきや、むしろ遅筋の方が優勢だった、ということがあります。
RR型の方がひたすら速筋を鍛えるにしても、速筋の鍛え方は短時間、高出力のみが効率的なので、トレーニング量に限界が来ます。
RR型は遅筋があまりないので、その後どんなにネチネチとトレーニングを続けてもあまりうまみがないのです。
RX型は違います。
ガンガン高出力を出しても筋肥大し、長時間ネチネチと筋肉を痛めつけても筋肥大するのです。全てのタイプの筋肉を肥大化させる作業にうまみがあるため、トレーニング量をRR型より増やすことで、より筋肥大を促進できるというアドバンテージがあります。
事実として、ボディビルダーで有名な横川尚隆さんは、RX型遺伝子を持ち、トレーニングは長時間ぎっちりネチネチと鍛えています。オーバーワークなんて知るか、というかのような狂気的トレーニングです。
一方、最悪なのがXX型なのではないでしょうか。
上半身など速筋の割合が高い部位もあるでしょうが、遅筋の比重が多く、鍛えても反応が悪いです。
出力が小さいため負荷もかけづらい。
そして実は遅筋は筋繊維ダメージの回復も遅いので、一回のボリュームは稼げても、頻度で負けて長期的なボリュームで負けます。
もう、ひたすらネチネチネチネチ、壊れないようにやるしかないのです。
アスリートにXX型遺伝子がほとんどいないのは、出力の問題というより、ハードなトレーニングに筋肉の回復が追いついていかないというのが、個人的な体感として一番大きいように思います。
今までの経験上、明らかに自分の方がその時その時での体力は上なのですが、次の日に他の人は動けても、自分は動けない、筋肉を痛める、ということがかなり頻繁にありました。
元気な時は他の人より多く動けるのも、その原因かもしれません。
XX型は、燃費が良いけどすぐ壊れる車のようなイメージです。
他の車がリッター20kmで走っている間に30kmも40kmも走れたりするので、調子に乗って倍走って、走行距離が他の車の4分の1で壊れるのです。
特に努力家であるほどあっという間に壊れてしまうと思うので、激しいトレーニングをするアスリートに向いてないのだと思います。
まあ、素人の体感を元にした妄想なんですが。
遅筋の性質のみではなく、他の様々な性質もあるとは思うのですが、それにしたってオレは遺伝子検査の結果では、日本人では1%ほどしかいない、最も活性酸素除去力が高いタイプで疲労回復が早い、と書いてあったほどです。
それでも動けなくなってしまうのですから、遅筋はスタミナお化けと言われる代わりに故障もしやすいと、個人的経験を踏まえて考えてしまいます。
まあ、勘違いかもしれないですが。
あれ、オレなにを書いてるんだろう。ここには日記を書くつもりなのに、今日の出来事を書いていませんでした。
今日は仕事で怒られ、下半身の筋トレをして動画を撮影し、街へ出かけて声かけ訓練をしました。
声かけは、ほとんどできませんでした。あ、どうも……と言いはするのですが、喉が引き攣って大きな声が出ません。
悲しくて業務スーパーでトマトジュースを買いました。リコピンがオレを癒してくれるはずです。
トマトジュースを買った帰り道、信号の前にへそを出している露出度の高い美人なお姉さんがいたのですが、オレはどうにでもなれや! と半ば自暴自棄のような勇気を持って果敢に話しかけました。
「おい!」
「え、私…? なんですか」
「お姉さん、へそみえてんぞ! 最近暑いからってそんな格好して歩いてちゃ駄目だろ!」
「ええ(笑)」
と、お姉さんは戸惑いながらもこちらを見ます。なんだこいつ、と思いながらも、同時に何か期待するような感じでした。
「てか、めっちゃ美人だな。そんでセクシーだわ。ありがとう、お礼にこのトマトジュースを受け取ってください」
「なに、ナンパですか?(笑)」
ナンパと言われ、あっさりとオレは激しく動揺します。なにか強気に声をかけたはいいものの、ナンパなんて一度もしたことがありません。それどころか女の子との関わりすらあった試しがないので、オレは内心でびびり散らかしていました。なので、それを逆手にとって堂々と逆ギレをかましていきます。
「ちっげーよ! オレがそんなことする男に見えるか? どう考えてもナンパどころか女の子と手を繋いだこともない純朴で哀れすぎる男だろうが? 何なら匂い嗅いでみるか? 羊さんの匂いがするぜ、羊の匂いなんて嗅いだことねーけど」
「笑笑笑匂いなんてわかんないよ? すんすん」
と、美女はいたずらっぽくオレの服に顔を近づけます。これにはオレもたまらず、もうこれ以上会話を続けるのは無理だ! と逃げることにしました。
「はぁ、突然人の服嗅ぐんじゃねえ。そんじゃまたな、もうこれに懲りたらへそ出して街歩くんじゃねーぞ、しばくからな」
「え、いくの? またねお兄さん笑おもしろかった笑」
などという妄想が、オレが黙ってその美女の横を通り過ぎる数秒の間に脳内を駆け巡っていました。
こんな会話、オレがやったらやべえってマジで、自分のツラ見てから言えよ……。と、そんな自己否定すら始まっていました。
現実のオレは、ただただ、普通にまっすぐ歩いてちらとその美女を横目に見ることしかできないのでした。
こんなんじゃ駄目だ……。
とぼとぼとオレは家に帰り、声をかける勇気を湧かせる方法について考えます。
それか、勇気なんてなくても声をかけられる状態になるにはどうしたらいいか。
最初の一歩というのが、なかなか、何においても難しいものだな、と感じました。