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Chemical composition of the essential oil of Lavandula x chaytorae from Hokkaido.
⑴ Introduction
Lavandula属植物はシソ科に属する灌木植物であり、現在31種が認められています。
Lavandula属植物の中でも数種が産業上重要な種として扱われており、中でもLavandula angustifoliaやLavandula latifoliaやそのハイブリッド種であるLavandula x intermediaは園芸植物として重宝されるだけでなく、主に水蒸気蒸留によって抽出される精油はさまざまな化粧品や衛生製品の香料やアロマテラピー、医薬品などに活用されています。
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自然界には存在していない人口交配種であるLavandula x chaytoraeは英国の実験圃場で偶然発見されたことが知られており、Lavandula angustifoliaとLavandula lanataを交配親に持ちます。
外見的特徴は、ベルベッドラベンダーとも呼ばれるLavandula lanata
の特徴をよく受け継いでおり、Lavandula angustifoliaの葉っぱが白く霜を被ったような姿をしています。
生み出された園芸品種によって異なりますが、紫〜濃紫色の花穂と花を咲かせる点はLavadula angustifoliaと同じです。
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Lavandula x chaytoraeは他のLavandula属植物と同様に水蒸気蒸留によって精油抽出が可能ですが、専ら園芸作物用に生産流通しているため精油成分を調査した文献は存在していません。
精油生産業上、重要な品種と認められているLavandula x intermediaと同様に片親にLavandula angustifoliaを持つため、精油成分がどのような有効成分で占められているかを把握することは経済上有意義です。
そこで今回、ラベンダー精油生産業と同様の方法で精油抽出を行い、未解明であるLavandula x chaytoraeの精油成分をGC-MS解析を行い明らかにしました。
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