【ラベンダー×浅煎り豆】気になった事は即試す。
いつも美味しいコーヒーをお世話になっている岩見沢市の中心部にあるSERVAL COFFEE(サーバルコーヒー)のオーナーさんとの雑談で思い出した、このコーヒーアレンジのお話。。。
■コーヒーアロマと、ヒノキアロマ!?
【ヒノキ材、ヒノキアロマ/林業 】と 【コーヒー/カフェ文化】
の掛け合わせ・融合を目指した名古屋の"マスプレッソ"というスタイル。
これ、コーヒーの茶器を癒しアロマ香をもつヒノキ材と組み合わせたら面白いんじゃない!?というアイデアから、そもそもコーヒーとヒノキ香は合わないという大苦節を乗り越えて実現したプロダクトだ。
1本目紹介の記事を読めばわかるけど、ヒノキの香りに合う豆と焼き加減をひたすら探った末にこのプロダクトが生まれたワケ。
けど初めはまったく合わず、味不適だったらしい。
■実はエフゲニーマエダ、ラベンダー栽培初年度にこれと似たことを、2Beanscoffeeオーナーの助けを借りて試していた過去がある。
とはいうものの、やはり1度の試しではまず香りが合わず、断念したせいか画像資料が残っていなかった。
2019年当時試した内容としては、
前提:ラベンダー(ハーブ香)とコーヒーを掛け合わせるということで、コーヒーはハーバルな香りとされるマンデリン深煎り豆を使用。
内容:
①コーヒー豆にラベンダー粉末をまぶして1週間保管
②コーヒー豆にドライポプリを混ぜ1週間保管
❸コーヒー抽出時にドライ粉末を混合滴下(ドリップ時に混合)
❹コーヒー抽出時にポプリを混合滴下(ドリップ時に混合) というもの。
コーヒー知識、ラベンダーオイル知識両方の根本的知識不足のために今ではわかる失敗を犯していた、、、
■結果は、大失敗。
深煎り豆のコーヒーオイル分にラベンダー香がダイレクトに溶け込んだのだろう、飲み味が独特なエグ味に変貌。
それはコーヒーとして決して楽しめるものではなく、例えるならせっけんの味をコーヒーに混ぜてさらに舌が痛くなるぐらい苦くした散々な味わいだった。
それはラベンダー粉末の中にコーヒー豆を置いた試験①で特に顕著だった。
という散々な結果を持っている。
というわけでコーヒーアロマとラベンダーアロマをミックスする実験は一旦幕を閉じていた。
その次に走ったのが、打って変わって甘いホワイトチョコにラベンダーを混ぜ紫色のチョコをつくる実験。
白は適量、中央は見た目パープルに染まるまでラベンダー粉末を入れた産物。味見した人からの評価はどれも酷評。。。(以後食べ物路線に走る)
■そして本題、久々にフレーバーコーヒー計画を再始動。
またもや形とキッカケを変えてコーヒーxラベンダー計画がやってくることとなりました。
前回の失敗は深煎り豆を混ぜてしまったことによるラベンダーアロマとの不和!ということで、1年間双方の勉強を積んだ形で再トライ!
まず①、
なにゆえ深煎り豆が失敗と踏んだのか?というと、それはコーヒー豆の焙煎強度による成分の変化!
道東/sawaracoffeeのオーナーさんがこういったタメになるツイートをしてくれている。
なにやらコーヒーの香りには酢酸が含まれていて、ラベンダーオイル成分と化学的に近い物質なので香りが混ざりやすいと踏んだ。
そして深煎り豆は表面がオイリーなので、ラベンダー香がダイレクトに溶け込みやすい。
それは遠慮を知らないくらい、ラベンダー全ての精油成分を受け止めるほど香りが溶け込んでしまう。(同じオイル同士だからね)
対照的に、フルーティで強い酸味がある浅煎りコーヒー豆は焙煎時間が短く、コーヒーオイルの発生が少ないとされる。
なので程度をわきまえた香りのミキシングが行えるのでは?と考えた。
そして②、
ラベンダー精油は柑橘系精油と共通の成分をいくらか持っていて、カクテル業界やアロマオイル業界でもラベンダーx柑橘系ブレンドは相性が良いということ!
浅煎りコーヒーの味に共通するのは「柑橘系」や「ピーチ」「ぶどう」などのフレッシュフルーツに由来する香りの特徴。
これらがラベンダーとマッチしないわけがない。
と踏んだのである。
■ラベンダーxコーヒーアロマ実験2のレシピ
未だ健気に咲いている庭のラベンダー3号濃紫を何本か調達。多すぎても失敗する!と言い聞かせて、量を抑えた。
しかし確実にラベンダーアロマを蒸着させたいので、咲いている花部と蕾部の2つを確実に入れた。
で、浅煎り豆70gと混ぜる。
これはもうラベンダーの香りからは逃れられない密封感。
今回使っている浅煎り豆は、エチオピアのチェルチェレベケレ。
この豆を販売しているLIGHT UP COFFEEのオーナーが「ラベンダーの風味」というものだからどれどれ〜と買っていたものを活用した。
よりラベンダーっぽくなれば正解!(この豆の味もレビューしなきゃね!)
●で、1週間待った。
普段深煎りに飲み慣れているエフゲニーマエダとしては
見たこともないぐらい赤い。明るい。
木材でいうパドック(アフリカ材)の削り粉ぐらい赤い。
だがこの時点では思ったほどラベンダーの直接的な香りはしない。
寝起きで鼻が鈍っているからだろうか?
そして抽出、淹れてみた。
・・・・・・
・・・
ラベンダー香が見つけられないイレギュラー!!
残った豆をさらに数日寝かせておくことにする。。。!!
次回に続く
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