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2021年メープルシロップづくり開始しました!

えーこんにちはこんにちは!
今年はコーヒー豆の焙煎という沼に落っこちたために、今日も朝方からカフェインがバリバリにキマっております。
なので早くもお昼からメープル山に入っておりました!

読んで字のごとくタイトルですが、樹液採液セットの設置作業自体は昨日3/11にやりました!

なので本日3/12は2021年一番物のカエデ樹液回収作業Dayということです!

本日の活動内容としては蛇足ですが、ちょいと前にはトゥイッターではこんなことも発言してました。
日本全国のカエデの木でメープルシロップ作ったら面白そう〜とかなんとか。いわゆるコーヒー界でいうシングルオリジンってヤツで、林業の世界にも応用できるよね的なひらめきだったり!

さてさて!

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ウチの裏山ではカエデの木は2種類確認できていて、
・イタヤカエデ(Acer mono var. mayrill)
・ヤマモミジ(Acer palmatum var. matsumurae)
が、おります。

イタヤカエデアカイタヤがわんさか生えてる状況で、今日採ってきたのはイタヤカエデ樹液ですな。
(去年の2種比較でイタヤカエデより若干遅れた時期にヤマモミジ樹液が採れるっぽい)

本州とかではトキワカエデやらトウカエデなどいっぱいあるらしいですが見たこともないので詳しくはわかりません(笑)

毎年のペースで行くと3/10日を過ぎての採取開始は十分遅いくらいで、例年は3/1には樹液が採れてる感覚です。

(去年の⤴︎⤴︎)

けど今年は大雪です。それも10年に1度レベルの豪雪です。

なので積雪状況と見合わせて少し採取時期遅らせる程度がちょうど良いのではないかな〜と思ってたのですが、ここ1週間が晴れ間続きで一気に春の様相。。。

だったら確実に樹液出てるよね!
ということで採液タンクを設置したところ、しっかり出ているのを確認しました!シーズン到来です٩( ᐛ )و

あ、念のためですが
パンケーキなどにかけて美味しいカナダの名産品メープルシロップ
カエデの樹液(糖度2~3%)を煮詰めて濃縮(60%以上)するとあのメープルシロップになりますよ〜!


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ねぇすごい雪の量でしょう?

木の根元を1m近く掘り下げて採液セットを設置しています。
※雪面の高さで取り付けると、雪が溶けるととてつもない高さに移動するからです!
樹液が止まる頃には採液セットが目線より高い位置に移動していて撤去がめんどくさくなりますからね(笑)

でこんな大量の雪に埋もれつつも今年一番の成績は、、、

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こんなところですなヽ(´▽`)/

タンクは4つ!
ですが24h/4L以上のカエデの木も出てきてるので実際はこれ以上採れてるはずですbb

穴を開けた以上、なるべくロスはないように行きたいので後述する新しい採液セットを作り、検証をかねて設置しています!



今年のメープルシロップづくり活動においてやんわりと定めている課題は
①新しい採液セットの開発(労力の軽減)
②斜面地での樹液採取量の観測
③自然教育などの現場や団体に繋いでもらう

の3つです。笑

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これが新しい採液セットになります!

今までは2Lないし4Lのポリタンクを使い、キャップにチューブよりやや小さい径の穴を開けそこにチューブを刺す形で樹液を集めてました。

しかし空のタンクを山の上に持ち込むと非常に荷物がかさばり、携行できる数に限りがあるという課題が。。。

なので今年からは空の時はもっとも体積を小さくできる給水バッグで採液セットを作ってみることにしました!
これを仕掛けたのは今日なので無事にトラブルなくMAX 10L溜まってくれるのか未だ疑問ですが、明日まで経過観察してみたいと思います!

ただポリタンクと違ってキャップが2重ではないので、完全に栓をするのが難しいという課題もあります。笑

あ!

あと今年から品質に正確性を持たせるため、ハンディー糖度計買いました!

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メープルシロップは60%以上まで煮詰めるので、90%まで液体計測できるタイプを買いました!
デジタルのものは2万円くらいして高かったので¥2500ほどで買えたコチラのものをチョイス。

樹液をどこまで煮詰めればいいかな〜という際にいつでもチェックでき安心してシロップを作れますね!


ではでは!!

さらに予定が押してる最近なので最後にキレイなお写真でもどうぞ!

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←ヤマモミジ(Acer palmatum var. matsumurae)
イタヤカエデと比べて成長がひときわ遅く、樹皮がツルツルしている。

↑イタヤカエデ≠アカイタヤ(Acer mono var. mayrill)の樹皮。
この地域ではやや赤っぽい。

→鳥のつついた穴から樹液が染み出すイタヤカエデ。
陽を浴び温度が高まった樹体に根っこから樹液が引っ張り出される。

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イタヤカエデ?の冬芽

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ヤマモミジの冬芽(シカの足みたい)

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エフゲニーマエダ(平成林業。)
若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。