#005 全てはより良い信頼関係と「会話」のために
まず最初に申しあげます。
絶対に悪用しないでください!(涙)
…はい。
この本を読むことになったのは、やはり参加している読書会Lectioの課題図書となったからでした。
内容はまさにタイトル通りで「元FBI捜査官」が使っている、相手から中々オープンにされにくい情報を引き出す方法、テクニックがこれでもかというくらい披露されているというものです。
いや〜、すごいなFBI捜査官って感じです。
このテクニック使われたらホントに知らないうちに情報しゃべってしまいます。
まあ自分の持っている情報って大したものないですけれども…笑
とにかくテクニック数が多いので、これだけ覚えておけば何かの時に感覚的に役立つかもと思ったものがあるので抜粋してみます。
まずは「信頼関係」を築く
ここ大事です。
情報を引き出すのは何も脅したり、取引したりするんじゃないんですね。
言ってみれば「仲良くなる」わけです。
それで普通に話をしていく中で、相手が知らないうちに会話の中身を誘導されていくわけです。
怖いですね〜笑
そのための基盤がまず「信頼関係」を築くことです。
三大〈好意シグナル〉をマスターしてみよう
具体的なテクニックとして、「しぐさや態度による三大〈好意シグナル〉」というのがあります。これ覚えておきましょ!
・眉をさっと上げる
・頭を傾ける
・本物の笑みを浮かべる
これだけです。相手に出会った瞬間にこれでアプローチしましょう。
自分はなんとなくFBIなのでアメリカ人のイメージが浮かびますが、日本人としては少しオーバーリアクションみたいな印象を持つかもしれませんね。
でもきっと「なんか愛想がいい人だな」って好感をもったり、「話しやすそうな人」だなって思われるでしょう。
そうして実際に会話を始めていきましょう。
会話の際の態度として、好感を持たれるために重要なポイントがあります。読書会の他のメンバーの方が指摘していた部分で、自分もなるほど!と思いました。
それは、自分自身の「エゴ」は邪魔になる、ということです。
いや〜、これホント大事なところですね。
土台作りはこうです。
三大〈好意シグナル〉でさりげなく好印象を持たせます。
会話を始めたら、共感したり相手を褒めたりしていい気分にさせましょう。
自分のエゴは脇に置いて、相手を話題の中心に据えて話を傾聴しましょう。
「推測を述べる」テクニック
そして肝心の情報を引き出す方法のテクニックを紹介します。
中でも効果が絶大だと言われる1つだけに絞ります。
それが「推測を述べる」テクニックです。
具体的なビジネスの場での例が出ていました。こんな感じです。
上手いやり方ですね。部下はきっと「週に2回くらいでしょうか。すみません。…休憩の時にちょっと調べ物とかで使ったり…」などと言ってしまうかもしれません。
「第三者話法」のテクニック
他にもこんな例がありました。推測ではなく「第三者の話を引き合いに出す」方法です。
第三者の話に感想を述べるだけなら、相手は思わず本音を漏らすものだ、ということです。「いまどき、浮気なんか珍しくもないさ」というような返答が返って来れば、相手が浮気しやすいタイプかどうかの目安にはなる、という訳です。
自然で気楽な会話がしたい(笑)
まとめになります。
今回は元FBI捜査官が使う「情報を引き出す」方法のうち、最もコアになると感じたテクニックを紹介してみました。
多分、これを意識するだけでも普通の日常生活でのスキルとしては使える機会があると思います。
たとえば、仕事場でも少しハードな人間関係や交渉ごとを何とか有利に展開していきたい時。営業職や取引先との交渉を主な業務とする人など。
あるいはお金が絡む局面で、相手に騙されないように気付ける意識としても鍛えられると思います。
また人によっては、異性との交際をする際に相手に好意を持ってもらいたいとか、または結婚相手として信頼できる相手なのかを探りたいとか、そういう目的でも役立つテクニックかも知れません。
…しかしながら、正直、相手の会話を意図的に操作していくような意識を持たずに、自然に職場の人と会話をして、家族や友人と会話をして、同じ趣味の仲間と語らって感動しているような自分の生活が幸せなんだなあ…としみじみ思うのでした。
特に男女関係などでは、知らない方が幸せということも…
では、また!
こういう人に読んでもらいたい!
・犯罪捜査に携わる人、営業職、取引や交渉に関わる人
・詐欺や商売で騙されたくない人
・恋愛を頑張ってみたい人
・相手に気持ちよく話してもらう会話を身につけたい人
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