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詩「焦り」



無色がこぼれおちて

マーブルが味をばらまいた

光線は通らない道

深くえぐる思惑

飛び交う羽の生えた

嘴みたいな形をしていた

どんな流れにも乗らない無垢

誰にも掴めない

空白の学びに

境目など通用しない

どんな重厚な響きすら

通用しないのだ

意図がない計らいは

狡猾に群れの隙間流れてく

意味のない言葉は

鈍行列車のはじに置いてある





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