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詩「 復活 」



華と炎

ぶつかりあって

固まる骨と骨

遠くで響く

棘の音のように

きしむのは

あと少しで開くから

触れるのが怖くて

ただ見ていた

凍えるのはやめて

歯ぎしりが消え入るなら

差し伸べられた手が

毛布を剥がす

無数の筋が

息を吹きかえした





I




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