詩「 マラカスとタンバリン 」
プルプルとサラサラは混じりあわない
いつもすれ違う
ほんとはすぐ近くにいる空洞
気づかない平行四辺形が
浮かんでるふり
手触りはゴルジ体
掴んだことのない対談
何にも感じないという覚醒が
確かに存在するのを君は知っているのか
空が落ちてくる
地面がなくなる
それでも立っている
明日の方角を知らない
それでさまよう
蟻の行列を崩してみないか
マラカスみたいに
サソリのシッポを掴んでみないか
タンバリンのように
一度くらいはピラニアの仮面になってみないか
プルプルとサラサラは混ざっている
クラゲみたいに
海は電気工事
基盤が追い詰められながら泳いでる
浴槽からお湯があふれても
小魚の目玉が泳いでる
体にいいから
毎日食べなさいと強制する夏
宿題のように
さわれない
さわっているのに
覚えていたのは
何だったんだろう
プルプルとサラサラは
浮かんでる
何にも捕まらずに
浮かんでいるのだ
∞
今日のいい曲は
ブランキージェットシティ
「 デリンジャー 」
音楽と私のオリジナルの詩は
一切関連性は、ありません。
∞
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