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詩「 赤 」


いつの日か甦るだろう

いとも簡単に崩れてしまったものが

チリチリして片隅で邪魔していた

手が止まってしまうのだ

寒さに打ち震えているというのに

色が次第になくなっていく

恐だ

取り囲まれて

向こう側にひっぱられる

何もないところなのに

つまずきがある

いつの日か見れるだろうか

清らかなもう一人を







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