怪物
真昼間の六本木ヒルズ
今日は、話題の映画を観に来た
ネタバレはしません
たちまちニュースで報道されていた
坂元裕二のカンヌ脚本賞受賞作品
一緒に行った彼女と私は坂元裕二の大ファンで。
久しぶりに東京で再会した時、
そう分かった時は通じ合っていると思った。
そのときは大豆田とわ子の話を沢山したね。
今日はそんな彼女と、観に来た。
この映画は、同じシーンを巻き戻しながら
三つの視点で描かれていく。
とにかく配役が完璧だった。
怪物は誰なのか..
単なる犯人探しのミステリーじゃないことは
分かっていた。怪物はいつでも自意識から遠のいたところに潜んでいる。
私たちの視界はあまりにも狭くて、私の最善が誰かの最悪になりうる。
切り取られた美しさには、はみ出した汚さがあって、一方的な見え方、捉え方が怪物を生み出す。
固定概念にとらわれていては、いつ怪物になってもおかしくないね
社会問題はすぐそばにあって、自分の言葉の使い方がいつでも他人の凶器になることを忘れてはならない。
「誰かだけが掴める幸せは幸せじゃない
みんなが掴めるから幸せなのよ」
他人と自分の持ち物を比較して、幸せを
認めることはしたくないと思った。
映画を観終わった後、そんなこんな話を東京タワーを眺めながらベンチで話したりした。
いつのまにか東京タワーの色が変わっていて、この場所に4時間半もいたことに気付く。良い夜だった。
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