ハワイの話𓂃1日目
ハワイという地は夢である。
少なくともわたしにとっては、そうだった。
海外旅行の行き先で選ぶか?と言われればきっとリゾートを選ぶタチではないのだが、だからこそである。きっと新婚旅行とかそういう華やかなイベントと共にあるスポットである。
でもこのタイミングでこれたことで、今やるべきことが浮き彫りになる。大袈裟だけど、海を越えると価値観が変わるというのは本当みたいだ。
3泊5日、社員旅行とはいっても、接待全くなしだったのでストレスフリーのバカンスだった。
旅費は勿論のこと、円安を理由に、LAからビデオチャットでお小遣いを出す約束までしていただいた社長には本当に頭が上がらない。
そしてこの旅のお供は同じ部署のお姉さんお二人。過ごし方のペースが似ていて、機嫌の上下がない人たちだった。旅行はここが大事である。海外旅行に行ける相手というのは、本当に貴重なのだ。数名思い浮かぶだけで幸せなことだと思う。
これは私の為の記録である。
₂₀₂₄.₀₁.₂₅
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20:35 HONOLULU ANA NH184便
仕事を切り上げて、空港まで来た。フライトまで3時間ほどあったので、メイクをがっつり落として、着圧タイツを履く。飛行機すら久々の私は、何もかもがドキドキだった。
搭乗40分前、グランドスタッフによる受付が始まる。メールで送られてきていた搭乗QRチケットが直前に表示されないハプニングが発生する。久々に冷や汗かいた。
万が一のために、スクショしておいたことを思い出し、無事に搭乗する。※マジでナイス
機内では一本くらい映画を見るぞと、かけてみるも寝て起きてを繰り返すので全く内容が入ってこなかった。
日本との時差19時間。日本の時間に5時間プラスして昨日の日付と考えると覚えやすかった。
現地時間の朝8:00過ぎ、わたしたちはダニエル・K・イノウエ国際空港に到着した。
外に出ると、カラカラとした暑さだった。湿気がまったくない。既に冬の寒さの耐性が出来上がっていたので、慣れるまでに時間がかかった。
スーツケースがホテルまで飛ばされてしまう前に、ビーサンに履き替えて、着圧タイツとヒートテックを脱いだ。
空港からバスでホテルへと向かう。
私たちが3泊お世話になったホテルは、ワイキキビーチから徒歩5分程度の場所にあるSheraton Princess Kaiulani だ。
白を貴重とした、3棟もあるホテルで屋外には、プールが併設されていた。夜にはウクレレアーティストとフラダンサーがロビーでハワイを感じさせてくれる。
この日のランチは、社内パーティーが催されることになっていたので、Royal Hawaiian Centerの中にあるバーガービュッフェで旅の幕開けをした。添えのchipsがなにより美味しかった。
ランチパーティーを終えると本格的に自由行動のスタートだった。残りの半日は、ショッピングに費やすと決めていたので、大型ショッピング施設に向かった。
アラモアナセンターはハワイ最大のショッピングモール。多分、越谷レイクタウンくらいの敷地面積だとおもう。(そうだった。)
ここまで広いとどう歩いて良いかわからない。
ランジェリーや宝石に目が眩み、そのようなお店に長居した。わりと女子なのだ。
そして、1人が目星をつけていたAnthropologie(アンスロポロジー)という雑貨のセレクトショップを見つけた。
ウィンドウだけで、テンションが上がる。店員さんもまた可愛い。この店にはあっという間にドルが吸い込まれていった。海外のflancflancといったところだろう。ここはハワイに訪れたら絶対に行ってほしい。
そして、スニーカー店で、白のsambaと出会う。最近、黒と白で散々迷って黒を購入したのだ。
白も買っとけと言わんばかりに、私好みの配色だった。これは勿論、日本では買えないことを確認して即購入した。超可愛い。
そう、ここでは「日本では買えない」というのが大事なポイントなので、買う前に必ずネットショッピングでチェックしてから購入した。
そういうところは徹底している。
あっという間に夜になり、巡回バスでホテルに戻ることにした。車内では運転手が熱唱していて、みんなが笑っていた。日本では見られない光景にあ〜海外にいるんだ〜とじわじわ実感する。
今夜のディナーは、スーパーのお惣菜とフルーツで晩酌することにした。ホテルでは、普段会社の人とはできない恋話をしながら、6%のアルコールで気分がハイになっていた。
話も募り、深夜2時、そろそろ明日も早いし寝ましょうかと眠りについた。
こうしてわたしたちの1日目は終えた。
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