ハワイの話𓂃3日目
2日目のnoteから3週間が経過していた。
1日しか時は進んでないはずなのにな。
書こうと思い立つときはいつも、自分の時間にも心にも余裕がある時だ。
3週間ぶりに私には余裕が生まれたんだと思って書きはじめました。
₂₀₂₄.₀₁.₂₇
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最終日の3日目は、朝一でダイアモンドヘッドに登ると決めていた。
片道40分くらいで登れるので、朝活に丁度良い。
オススメの時間帯は、頂上から日の出が見れる5時起きコースと聞いていたが、3日目にそんなエネルギーは残っていないとわかっていた。
先輩たちも揃って「絶対むりだよね」とチケットの予約時間を9時にしてくれた。そこを諦められる3人でよかったな。
集合場所からバスで30分ほど進み、登山口のような場所で降ろされる。ここから?とよく分からぬまま、私たちの登山は緩やかな登り坂から、ぬるっと始まったのだ。
整備された山道から次第に、凸凹とした岩道になっていく。足の置き場を間違えれば確実に足首を捻ってしまいそうである。
私は先陣を切って登っていた。一応駅伝部だった頃を思い出し、先頭が道を切り開くべしとペースは落とさず、足の置き場は慎重に、ドンドン進んでいく。
(うちのチームの先頭の人はグラウンドのラインを思いっきり無視して内側を走ってたな.....)
と余計なことを思い出しながら登っていく。
それにしても私の前にいたパパが本当にかっこよかった。赤子を背負い、両手で2人のちっこい手を繋いでた。これを目の前で見せられると、「はぁ〜。つかれた〜」なんて言ってられないのである。
ラストスパート、急斜面の階段を登りきり、
40分弱で登頂に成功した!
たいした高さじゃないのになんだか凄い達成感をおぼえる。「ハワイ、朝、登山」この三つの条件が重なっただけで自己肯定感が爆上がりだった。
頂上で深く息を吸って、身体で潮風を感じて下山することにした。
私たちが登っている途中、日本人の方に「あと頂上まで10分くらいだから頑張って!」と声をかけて頂いたのがとても嬉しかったから、私も下山するときに還元するぞと思っていた。
だが、想定外。
普通に見分けがつくと思っていたアジア人の顔の違いが全く分からなかった。
終いには、「あと10分くらいです!」と勝手に声をかけて半笑いされた。でも、自分が嬉しかったことを人にしてあげようという精神を持てたことが大事だよな。と勝手に満足した。
私たちはこの後、土曜だけに各地で開かれるマーケットに向かった。ポケ丼やアサイー、フルーツジュースとハワイらしい屋台が立ち並び人々が集う賑やかな朝だった。
私たちはこの後カフェでパンケーキを食べる予定でいたので、ぐるっと回って退散した。
そして向かう先は、花園の温室のようなガーリーなアフタヌーンカフェである。
「ここのカフェに行く予定なんです〜!」と上司に見せたところ、「そこ友人のCAもお勧めしてた〜!」と教えてもらったので間違いない。
店内に入ると、絵本から出てきたような巻き髪にリボンをした甘めのルックスの女の子たちが楽しそうにしていた。
ここではインスタでチェックしていたとろっとろのパンケーキを食べると決めていたのだ。
このパンケーキ、食感はないに等しかった。
もう泡みたいな口溶け。※表現合ってるかわからんけど
生地も甘すぎず、ど真ん中の味というところだった。
(このパンケーキが、お店に払うチップも含めて、5000円もしたことは死んでも口にしないのが暗黙のルールである。)
そして、私たちは最終日の旅の疲れを取るために極上のリラクゼーションを体験することにした。ハワイ伝統のロミロミマッサージが人気だとチェックしていたので、ここからスパへ向かった。
1時間の全身コース。リラックスオイルを追加して、普段まったく労わらない身体をほぐしてもらった。気持ち良すぎて8割くらい寝てしまったので、正直勿体無い気はした。でも終えた後、合流した先輩たちもみんな「気持ちよすぎて寝てた〜」と言っていたのでこういうもんかと思った。
パンケーキとリラクゼーションで完全にととのった(使い方合ってるか?)私たちは、また甘いものを目指していく。向かう先は、マラサダドーナツの名店、レナーズベーカリーだ。ここにずっとず〜っと来たかった。横浜にできたレナーズに一人で行った時も感動したのに本場のドーナツ屋の看板を目にした時、大感動した。
ピンクにブルーのパケもまたかわいい。
道路を挟んで反対側に公園があったので、バスケ少年のシューティング練習を見ながら食べた。
満点の青空の下、ゆったりとした時間を過ごしてバス停へと向かう。
たまたま近くにスーパーマーケットを見つけたので、バスを待つ間にチラっとだけ見にいくことにした。
ここがまあ楽しいのなんの。バスの時間なんて忘れて、1時間も滞在することになった。
日本人がコストコを1日のイベントにするのも分かる〜となってしまうな。身近な日用品や食材のサイズ感に驚きを隠せない。
ここではビックな歯磨き粉をチョイスしてお土産にすることにした。旅先では観光地だけでなく、地元民に寄り添った場所に行くのはかなり面白いな〜と思った。今後の海外旅行の参考にしよう。
そして日が暮れて最後の夜を迎える。
私たちは、ホテル併設のバー、有名なピンクのパラソルの下で、お洒落なカクテルを片手に、女子会を始めた。ホテルでは、寝る前にあ〜だこうだ楽しくお喋りしていたけど、最後の夜だけは、真剣な感じで今後在りたい姿というものをそれぞれ語る時間だった。
仕事、結婚、家、子供
ここからどんな選択をするとしても、これを人としてのステータスとはしたくないし、区別もしたくないですね。ここまで辿り着いたことも全てが自分が下した選択の連続であることを忘れたくないね。運命に辿り着くまでのルートだけ選んでいると考えて気楽に生きよう〜。捉え方も自分次第なので、諦めたという表現よりかは この人生を選びました〜(^_-)と胸を張って言える人で在りたい。
最後に厚かましい私論を披露してしまいましたが
美しい景色を見て、美味しいものを食べて、好きな服を纏って、身体を動かしては労って。
私はこの為に働いてるんだと強く思いました。
この会社を選んだ21歳の私へ
憧れのアパレルの本社勤務で、以前の私よりは社会の物差しを知ってなんとか成長できてる気がします。夢にも思わなかったハワイにも連れてってもらえました〜(^_-)上京してすぐ、3倍くらいに増えた仕事を淡々とこなすだけの毎日も、どうしてこの結果を引き起こしたかまで追求できるようになりました。この地点に来るまで苦労は尽きませんが、この会社を志望してくれてナイスだ〜!
以上、ハワイの備忘録でした。
maharo 🤙🏾🌺
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