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超一品空気清浄機

空気が怖い

言葉より怖い。

何もないのが怖いんだ。

無味無臭無色透明な空気。
そんなものを読むのに必死で、毎日同じ生活をしている。

知らないといけない空気、知らないといけない空気、
やらないといけない空気、分かってあげないといけない空気。

自分はそんな空気を読んで読んで、気づいたら、文字を読むこともなくなってた。

そんな空気で溢れかえった世の中は、霞んでいる。

みんな言葉に出さずに空気に出すんだ。

段々と、やっと見つけた居場所にも、ズレが発生してくる。

自分がいない方がいい空気が漂いはじめてる気がする。

空気を読まずにしていても、除け者扱いされて、自分を空気のように扱われる。


空気を頑張って読んでも、結局空気になってしまうくらいなら最初から読まなきゃよかったのかな。

それでもお腹は空く。


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