『ダイヤモンドの功罪』65話感想
本誌感想
扉絵が極度に可愛かったので今回は胃の痛い展開がくると覚悟していたよ……。
ダイヤモンドの功罪あるある:本編が辛いとき、扉絵だけがバランスを取ろうとするかのようにやたらと可愛い。
前回感想で過去回読み直したとき「嬉野と真夜の絡みが減りに減ってる……」とショックを受けていたので、今回真夜さんと嬉野さんが一緒のページにいて嬉しい。
制服同じっぽいし、真夜世代の4人って同じ中学校なのかな? 同じだったら最高だな。
にしても他校の小太刀さん囲んでやりたい放題なの輩すぎるし、小太刀さんもだいぶされるがままだな……。ていうかどこでこんなわらわら絡んでるんだろう。全然わからん。更衣室前とか?
二刀流は・・・
やはり突然の二刀流覚醒展開はなかった。だよねー。
でもとうとう「なんで綾瀬川ってフィジカルも頭もあるのに打てないの?」の答えが描かれた上、綾瀬川本人も打てるようになっていればと悔いている。
その状況に耳をすませば、メキメキと二刀流フラグが生えてくる音が聞こえてくる。そう思いませんか。私はまだ綾瀬川次郎二刀流覚醒大暴れの悪夢を諦めていません。悪夢の始まりはここからだ。
今回の綾瀬川の「俺が打てない理由自己分析」を見ていて思ったんだけど、綾瀬川が考えすぎちゃうところを捨てないまま打てるようになるとすれば、それは相手ピッチャーの実力をちゃんと見極められるようになってからなのかも。
「ピッチャーとしての性能では俺が世界一強い」を受け止めた次は「俺以外のピッチャーは俺からしたら弱い」を真剣に直視する必要が出てくるんじゃないかな、と。
正しく相手の実力を推し量るためにも、成城戦に備えて小太刀さんの過去の試合データ集めて研究して脳内仮想敵と実際の敵のすり合わせを出来れば、かなり対策になるのでは? とか素人考えでは思うんだよな。リトルの地区大会の相手にそこまで詳細なデータあるかわからんが……。
そういえば綾瀬川、とにかく思考を深めていくタイプな割に、意外と対戦相手の研究をしてる印象がないのが思い返してみればなかなか意外だ。
まあでも、そうだよね。綾瀬川は詳しく知りたくないよね。今から負かす相手のことなんて。
ところで綾瀬川と同レベルの野球IQを持っている大和の方は打撃に専念しているはずなのに、どうしてまだ打ててないんだろうか。綾瀬川と同じ理由……っていうのはなんか想像しにくいな。単純にフィジカルが思考に追いついていないだけかな。
大和は綾瀬川とは違って、相手ピッチャーの研究をかなり真剣にやってそうなイメージがある。綾瀬川についてやけに詳しかったあたり調べ慣れてそう。
ときめき野球メモリアル〜綾瀬川次郎’s side〜
時生の「オレ以外に言わないほうがいいよ」の用法、恋愛シーンで見たことあるやつすぎて笑ってしまった。
好きな相手にすげ〜可愛いこと言われたやつが内心キュンキュンしながら
「俺以外にそういうこと言うなよ」
「なんで?」
「いいから。馬鹿なこと言ってまわらないよう止めてやってんの」
みたいなこと言うんだよ、知ってるこの流れ。
普通なら「テメー何初めから諦めたこと言ってんだよ打撃も練習しろ!」ってどやされそうなセリフなのに、世界一のピッチャーが言うとこういう受け止め方されちゃうの、すごいな……。
こんなバグ技みたいな好感度の上がり方することあるんだな。「※ただし発言主は綾瀬川」の但し書きの威力って半端ない。そら綾瀬川さんもなかなか乗りこなせんわ、この特殊すぎる立ち位置。
綾瀬川本人は今回も野球少年の心をジュワッとしたことに気づいてなさそう。こんなハーレムもの漫画でしか見ないレベルの超高速テンポで野球少年たちを撃墜してるのに。罪な男だな。
頼むから早く「世界一のピッチャー」という存在とその強さが野球少年たちに刺さりまくることを自覚してほしい。
綾瀬川が無自覚に野球少年を撃墜していくシーン読むたびに思うんだけど、中高入ったらこういう調子で女の子を恋に落としまくってそうだな。
イケメンで優しくてよく笑って素直で可愛くて背が高くて運動神経良くて、お姉ちゃんいるから女の子と話し慣れてて、それなのに自分が好かれることにはとっても鈍感で……。
要素を挙げるだけで駄目な気がしてきた。今後が恐ろしいっすね。
それはそれとして、綾瀬川が主人公のときめき野球メモリアルとかやってみたい。難易度クソゲー級の理不尽ゲームになると思います。
奈津緒に何が……
私は家が雑然としてる側の人間なので、多少フィクションで家が散らかっていても「ま、そのくらいとっ散らかってる日もあるわな」くらいの気持ちで見ることが多い。
でも今回の奈津緒の家の洗濯物の溜まり具合には「いよいよ生活を回すのが厳しくなってきたな……」というまずさを感じてしまったな。
家庭内でデカいライフイベントが重なると、ヤバいね。リアルな嫌さがある。しかもこのあと赤子も増えるんだぜ。無理じゃないこれ?
前も奈津緒の食事さえ用意できてなかったし、この調子だと「奈津緒はしばらく親戚の家に預ける」とかの手段を講じるのも無くはないよな。
早く家族と落ち着いてご飯食べられるようになったり、洗濯機の使い方教えてもらえるといいね、奈津緒……。
雑感
今回の真夜さんの作画いつもにもましてイケメンで嬉しい
綾瀬川が立ち尽くしてたのって「止まれ」の上かな?
もうどこにも止まれないのにな小太刀さんつり眉タレ目で格好よくて好き
私はつり眉タレ目に弱い
つり眉タレ目のキャラは何人出てきてもいい総愛され系の奈津緒、わかりすぎる
コミュニケーションが可愛いもんな奈津緒
パイナップルケーキ売ってるところあったの教えてくれたりするし綾瀬川が中学校上がったら、足立フェニックスの誰かと同じ学校だったりしたら嬉しいな
足立区の小学校と中学校の数調べたら「小学校の数>>>中学校の数」だし、ワンチャン同じ中学になるやつ一人くらいいるのでは?
7巻の予告
7巻の表紙と予告ポスト来たね!!!
奈津緒!!!!!
奈津緒のイメージカラーは以前の付録だったしおりから引き続きオレンジ🟧。いつか椿が表紙でピンク文字の単行本も見れるかな……。
描きおろしが7Pもある! 嬉しい!
休載期間はこいつを舐めるように読み尽くします。連載再開の10/3まで。
一足先に来た長い冬の時代を耐え忍ぶには7Pもあれば十分暖とれますよ。
暖とり切れなくなったらここに読切の感想文でも置きに来ようと思います。
送りたいけど送れない
実は長期休載が来るたびに既刊を読み直しては
「送ろうかな、ファンレターを……」
と思うのだが、迷っては何もせず今日まで来てしまっている。青色のレターセットまで買っておきながら!
本当は毎週ごとにハガキか何かで短めでさらりと読めていい感じの猫を被ったファンレターを送りたい。平井先生に失礼のないように。でもこのブログを読んでいる方ならおわかりだろうが、オタクむき出しねっとり感想文しか書けねんだなこれが。
そういうわけで、実はここのブログは半分ファンレターを送る際の練習のつもりで書いている。もう半分はただただ考えたことの記録のためなので、とてもそうは見えないだろうけど……。