ディズニーに隠されている大きな秘密
※当記事には投稿者の想像が含まれています。
皆さんこんにちは! Webディレクターのワタナベです。
ディズニーリゾートが4月15日(土)で開園 40周年を迎えました!
そしてなんと2023年はウォルト・ディズニー・カンパニーも創立100周年を迎えます!
いや~!おめでたい!おめでとうございます!
弊社は今年で14周年を迎えましたがまだまだ負けていられませんね。
さて、そんなディズニーといえば都市伝説や怪しい噂がたくさんありますよね…
ランドには地下帝国があるだの、パーク内にカラスは居ないだの…
今回はディズニーがパーク内に隠しているとんでもない物を見つけてしまったのでご紹介したいと思います…
■パークを縦断するアレ
まずはこの写真をご覧いただきたい…
~お分かりいただけただろうか~
もう一度ご覧いただこう…
…どうでしょうか?
こちらの画像はディズニーシーに行きたくても忙しくて行けない時に、せめてもという気持ちでGoogleマップを開き、ディズニーを航空写真モードで見ていた時の画像です。
やっていることは気持ち悪いですが、ココを見てください!
(分かりづらいと思いますので分かりやすく目印も書いておきます)
マーメイドラグーンとかインディー・ジョーンズのピラミッドって上から見ると普通の建物じゃんと思う気持ちは分かりますが、今回はそこじゃありません。
なんとパーク内のど真ん中に大きな道路が通っているじゃないですか⁉
恐らくキャストの移動やパーク内の物資の運搬に使われている道路だと思うのですが、普段遊んでいて、こんなところに道路があるなんて気づきませんでした。
いやいや…普通気づきますよね?
車が通っていれば音が鳴るし、そもそも道があるなら車が見えるはず…?
これに気づかないなんてことありますか?
さぁ。というわけでやって来ました。
東京ディズニーシー!
実際にフィールドワークといきましょう!
どうやらこの道路は高い位置にあり、マーメイドラグーン側からと火山側から問題の道路の下を通れるようです。
■火山側から見たら
ディズニーシーのシンボルであるプロメテウス火山のふもとにあるミステリアスアイランドはジュール・ヴェルヌの小説『海底二万里』などをモチーフにしており、謎の天才科学者・ネモ船長の秘密研究所などがあるエリアとなっています。
その火山側から問題の道路がある方を見上げた写真がこちらです。
手前にある緑の橋のようなものは、大人気アトラクションのセンター・オブ・ジ・アースの地底走行車の走行路となっているため我々が発見したバックステージの道路ではなさそうです。
恐らく奥に見える水門。
地図的にはこれが道路です。
え?これ道路?
こちらから見ると鉄板一枚の水門に見えますが、作られたリアリティに脳が騙されているだけで、この奥にしっかり車が通ることが可能な道路が隠されているというわけです。
すごすぎるディズニーマジック…
ちなみにこの水門について補足なのですが、
地底走行車に乗り込み火山内部を探検するアトラクションである「センター・オブ・ジ・アース」の並び列の途中では、ネモ船長の研究所を見学することができるのですが、そこには島の地図らしきものもあります。
この地図を見ても分かるようにこのエリアは島になっているので本来は閉鎖的なエリアのはずですが、どうやら現在は科学者を見学に招くために島を開放しているようです。
恐らくこの水門は火山島への往来を可能にするために設置されたものだと思われます。
水門をよく見ると上の方にコケが付いているので、今は水門が開いていますが普段はしっかり閉まっていることが分かりますね。
(まあ本当は道路なんですけど)
■マーメイドラグーン側から見たら
マーメイドラグーン側からも見てみましょう。
少しぐらい道路らしさが見えるんじゃないかと期待していたのですが…
こちら側も火山へとつながる岩場となっており、道路の存在に一切気づけませんでした。
ちなみに余談なのですが、マーメイドラグーンはアリエルのお父さんであるトリトン王が人間と海の仲間たちが仲良くなれる場を作るために海底にあるお城を地上に持ち上げているという設定で、常に水が滴っています。
カラフルな装飾で真珠のように輝くこのエリアですが、岩場とスチームパンクで構成されているミステリアスアイランドとの境界線はこんな感じになっています。
マーメイドラグーンとミステリアスアイランドがグラデーションに混じりあう不思議な空間になっているのでディズニーシーに行った際はぜひ見てみてください。
■そういえば音は…?
車が上を通っているのであれば音が聞こえてもよさそうなものですが、どのように対策しているのでしょうか?
実は火山側からの入り口とマーメイドラグーン側からの入り口の間には滝が存在しています。
ディズニーランドやシーにはそれぞれのエリアにエリアミュージックというものが流れており、そのエリアの雰囲気に合わせたBGMが常に流れています。
エリアとエリアの境界線では音が混ざらないように滝や水などの自然音を挟み、気が付いたら曲が変わっているといった工夫がされているのです。
今回の場合はこの場所に大きな滝が設置されており、この滝によってエリア同士の曲が混ざるのを防ぎつつ、頭上で走っている車の存在を消しているのではないかと思われます。
■パークと外界の境界
ディズニーは現実を感じさせないためにパーク内から外の景色が見えないというお話を聞いたことはないでしょうか?
先程ご紹介した通り、絶対に見えてはいけない道路という存在は、我々ゲストの意識から完全に消されていました。
しかし、実はディズニーシーにはあえて外の景色を見せる事でリアリティを出している場所があるのです。
それがこちらです。
これは借景と呼ばれる技法で、ディズニーシーの外にある東京湾の景色をあえて見えるようにすることで、ディズニーシーの中の海と外の世界の海が繋がっているかのように表現されているのです。
これにより、パークの海がより広く見え、船があることへの説得力やリアリティが増すのです。
場所で言うとアメリカンウォーターフロントに停泊しているS.S.コロンビア号という豪華客船からポートディスカバリーの方までです。
(下の画像の青色の線が東京湾に面している壁です)
高い所に上ると先程の写真よりもう少し外の海が見えやすいです。
上の画像でも見えるように、パークの外周にはパーク・ホテル間を移動するためのモノレールが通っており、一般の車道もあるので、パークから東京湾まではそれなりに距離があるのですが、モノレールの高さをこの区間だけ低くして、壁の高さを調節する事でパーク内から海だけが見えるようになっています。
モノレールに乗った時にレールが低くなっている所を確認してみてください!
ここまで計算されているとは…
この想像を超えたこだわりこそが、ディズニーのパークが魔法の国と呼ばれる所以なのです。
いかがだったでしょうか?
今回はディズニーシーに道路が隠されていたり、東京湾を利用して海を大きく見せているなどの工夫について考察しました。
皆さんもぜひ、ディズニーに隠された見えないこだわりを探してみてください!
そして他にも面白いお話がありましたら、ぜひ私にも教えてください!
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