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「介護川柳」を投稿したら、江戸川区から表彰されました。

皆さんこんにちは! シグニフィnote編集部です。

突然ですが、介護川柳を一句。

これを作ったのは、「りふり春江店」の20代の最年少スタッフです。
仕事とはいえ、高齢の方が多いデイサービスでは、孫のように可愛がられ、ちやほやされることも多いのでしょう。
自らを「大人気」と言い切る自己肯定感が素晴らしいですね(笑)。

このように、介護する人、介護される人、日頃の気持ちや出来事を17音にのせて届ける、それが介護川柳です。


りふり春江店のある江戸川区では、11月11日が「介護の日」に制定された2008年から、多くの人に介護について知ってもらおうと、毎年「介護フェア」を開催しています。
その中で行われたのが、「第1回 EDOGAWA Happy☆Smile コンテスト@Kaigo」
介護・相談・医療・リハビリ・地域づくりなどに携わる職業を理解してもらい、その魅力をたくさんの人たちに伝えようと、日頃の仕事を通じて感じた素敵な瞬間や思いを写真や川柳にのせて届けることを目的にしています。

応募は、Instagram投稿。“いいね!”の数により1次投票が行われ、2次審査では、東京福祉専門学校学園祭内に掲示された作品の中から来場者投票により入選作品が選出されます。

このイベントについて知った「りふり春江店」も、地域と介護に貢献したいと参加することにしました。

スタッフ一人ひとりが業務の合間に川柳を考え、せっせとInstagramに投稿。
川柳なんて作ったことないというスタッフも多くいましたが、ああでもないこうでもないと楽しみながら、何気ない日常のシーンを17音で表現していました。


そんなある日、りふり春江店宛に江戸川区から1本の電話がかかってきました。
なんと、りふり春江店の介護川柳が「魅力発信貢献賞」に選ばれたというのです!

おめでとうございます、パチパチパチ〜!!!


それでは、いくつかの作品を公開しましょう。

テーマはずばり、「介護場面でほっこりした瞬間・場面」

※ Instagram #その時こころが動いた  でも検索できます。


楽しみにしてくださっている様子にこちらまでうれしくなりますね。


その想像力さえあればどこにでも旅できます。


まるで大家族の朝の風景ですね。


何よりその奥ゆかしさがチャームポイントです。


年齢を聞いたら「90歳」と答えてくれた利用者さま。実は80歳だったそう!
年齢は「ただの記号」ですからね。


目の付けどころがハートウォーミングです。

ちなみに、川柳を思いつくきっかけとなった風景がこちら。

心が動いた瞬間としてInstagramに投稿。

ヒソヒソ話をする利用者さまの背中がハートのようでかわいらしいですね。


11月19日(土)には、江戸川区のグリーンパレスで授賞式が行われ、芹澤施設長がりふり春江店を代表して参加しました。

ほかにも、フォト部門最優秀賞、フォト部門投票結果1位、川柳部門最優秀賞、川柳部門投票結果1位など、りふりを含めて6施設の方々が参加していました。

登壇した芹澤施設長は、関係者の皆様に感謝の意を述べてうえで、以下のようにコメントしました。

「江戸川区に事業所を開設してまだ2年と歴史は浅いですが、私たちりふりは利用者を笑顔にして自分たちも笑顔になる、自分たちが笑顔でいれば、利用者も笑顔になるという『笑顔の好循環』を理念に日々頑張っています。
今回の介護川柳への参加は、利用者との日々のやり取りの中から生まれた作品であり、スタッフもとても楽しく参加させてもらいました」

芹澤施設長


あらためて、芹澤施設長に聞いてみました。

――なぜ介護川柳に応募しようと考えたのですか?

江戸川区のケアクラブからの情報で介護フェアのことを知りました。
そこで、介護川柳を募集していることを知り、「これは面白そう!」だとりふり春江店のインスタ担当にお願いして、1人1句を集めて投稿することにしました。
今回のテーマが「介護場面でほっこりした瞬間・場面」だったのもよかったですね。
普段介護の仕事をしていると、ほっこりする瞬間がたくさんあるので、ネタには困らないんじゃないかと思いました。

――川柳を考えるのは難しくなかったですか?

特別難しいとは感じませんでした。
利用者さまとの日々の関わりを思い出しながら楽しく作れました。

――スタッフや利用者さまの反響はいかがでしたか?

「忙しいなかでもほっこりする場面をたくさん見つけることができ、自分たちの仕事のポジティブな面にあらためて気づくことができました
「川柳を作りながらたくさんの利用者さまの顔やエピソードが浮かびました。感受性を豊かにしながら仕事ができていることにあらためて喜びを感じました」
「ボキャブラリーの少なさを痛感した」
「他のスタッフの作品を通じて、ほっこりした瞬間を知ることができたり、共感できたりと、うれしい気持ちを味わいました
「仕事をする中で感じたことをいかに具現化、言語化できていないかがわかった。これを機にもっと前向きに仕事と向き合っていきたいです」
などなど、たくさんの意見や感想をもらい、参加してよかったなと思いました。

――Instagramではりふりカラーの緑が目を引いていましたが、狙ったんですか?

これもインスタ担当のスタッフが考えて作ってくれました。

――江戸川区からの電話で受賞を知ったそうですが、その時の率直な感想は? 

江戸川区の介護保健課の方から電話をいただいた時は、何かあったのかと冷やっとしました(笑)。
「介護の魅力を伝えてくれた」ということで表彰したいと聞いて、想像もしていなかったのでびっくりしました。

――この喜びを誰に伝えたいですか?

りふりを利用してくださっている利用者さまに伝えたいです!


――こういったイベントに参加することで一番伝えていきたいことは?

自分自身、介護をしていてほっこりする瞬間はたくさんあるんだとあらためて実感しました。
こういったイベントを通じて、少しでも介護を担う人たちのマイナスなイメージを払拭し、楽しく仕事できることをもっとアピールしていきたいです。さらに言えば、業界全体をいいイメージにしていけたらと思います。


――今後の抱負を教えてください。

介護のイメージをより良いものに変えていきたいです。それが少しずつでも日本中に伝わればいいなと考えています。
来年もぜひ参加して、次は最優秀賞を狙いたいですね!

・・・

初めての受賞で地域の介護に貢献したことを認めてもらえたというのは、りふりらしくて素敵だなと思います。

介護川柳に限らず、これからもさまざまな形で介護にまつわるあれこれを発信したり、応援していきたいですね!


はじめての賞状です。関係者の皆様、ありがとうございました!