135mm F1.8で"やった!写ってる!"を楽しむ
今日の当番|M
こんにちは、マーケティング担当のMです。
SIGMAは先週の8月6日に新製品・85mm F1.4 DG DN | Artを発表しました。
高画質・高性能・小型軽量というまさに良いとこどりのレンズに仕上がっているようです。
発売日はLマウント用、ソニー Eマウント用共に8月27日(木)の予定です。是非楽しみにしてくださいね。
さて、このコーナーは"SIGMA社員が独断と偏見でSIGMA製品への思いを語る"コーナーなので、思うがままに全然新製品じゃない製品もどんどん紹介していきます。どうぞお付き合いください。
135mm F1.8 DG HSM | Art
今回ご紹介するのは2017年に発表されたArtラインの単焦点レンズ135mm F1.8 DG HSM | Artです。
対応マウントは、一眼レフ用のシグマSAマウント、ニコンFマウント、キヤノンEFマウントに加え、ミラーレス用にはソニーEマウント、Lマウントがラインアップされています。
光学性能を最優先するArtラインですが、このレンズもSIGMA CINE LENSで光学系がそのまま業務用の映像用レンズに転用されているほど高い描写力が特徴です。
ご覧ください、この前玉から覗き込んだ光景を。
絞り羽根までズドンと丸見えで、見るからに沢山の光を取り込んでくれそうです。
開発段階でこのレンズを見た時はお水が入っているのかと思いました。それくらいまず見た目から衝撃を受けました。
(その後あまり間を置かず見ることになる105mm F1.4 DG HSM | Artでも私は全く同じ感想を持つことになります。成長がないですね。)
やった!写ってる!を楽しむ
一言で"写真を撮る"と言っても楽しいポイントは色々ありますよね。
「決定的瞬間を収められた」「思い出を残せた」「心象の通りに撮ることができた」……等々。
その中でもただただ「写っている」ことを確認すること。これを楽しむことも、少し大げさですが原初の喜びのひとつではないかと思います。
そしてこの135mm F1.8はただただ写っていることを楽しむのにうってつけのレンズなのです。
135mm F1.8の重量はSAマウントでは1,130g、ソニー Eマウントでは1,230g。重い重くないの感じ方は人それぞれ捉え方や体力によって変わるかと思いますが、決して軽いとは言えない重さです。
私も暑い日などにこのレンズを持ち歩くと重さがじわじわと堪えてきて、自分で歩いてくれないかという気になってきます。それでも夜、自宅のパソコンで写真を取り込んでみると、自分が見えていなかったところまでもしっかりと写し出してくれていて、一緒に出掛けて良かったと感謝の気持ちまで湧いてくるのです。
特に何が写っているわけでもありませんのでSNSにも上げません。ひたすら拡大しては写っていることに喜ぶ、その繰り返しです。こんな楽しみ方ができるのもやはりレンズの性能が良いからだよなあ、としみじみしながら拡大、戻す、拡大、戻す……
今回はこの楽しみ方を"やった!写ってる!体験"としてご紹介したいと思います。(撮影は2019年5月)
こんな森も、枝の一本一本まで
やった!写ってる!
滝の水しぶきも、
やった!写ってる!
ヘッドライトも、
(ナンバープレートは処理しています)
やった!写ってる!
ワンちゃんのまつ毛も、
やった!写ってる!
チャボのトサカも、
やった!写ってる!
水を飲んでいる様子も、
やった!写ってる!
レンズが写してくれたものを享受する
この135mm F1.8 DG HSM | Art、イルコ・アレクサンダロフさんにもご紹介頂いたり、写真家の伊丹豪さんも展示作品の撮影にご使用頂いたりと玄人向けのイメージもあるレンズですが、ご覧の通り何気ないスナップでもとても楽しめるレンズでもあります。
モデルの友達が居なくても、風光明媚なところに出かける予定が無くても良いのです。
135mmという焦点距離と解像力が、自分が撮るつもりもなかったディテールまで写してくれるので、写真として見た時に新しい驚きや発見まである、そんなレンズです。
ただただシャッターを切り、写してくれたものを享受する、そんなある種贅沢な楽しみ方もこのレンズではぜひ試してみてくださいね。
夏本番も過ぎ、まだまだ厳しい残暑の季節ですが、中々自由に外出するのが難しい状況も続いています。
会いたい人、行きたい場所への想いも募る日々ですが、SIGMAは写真・映像機材で少しでも日々の生活を楽しくするお手伝いができればと考えています。
このnote「SIGMA広報部」をはじめ、SIGMA公式サイトや公式Youtubeチャンネルではオンラインでも楽しめるコンテンツの充実に励んで参りますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします。