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あ・い・う・えっせい

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#学問への愛を語ろう

ハクション大魔王セブン

 「くしゃみ」っていかにもオノマトペって感じがする。「ハクション」が「くしゃみ」になったというのはけっこう想像しやすい。しかし事実は異なり、くしゃみは「くさめ」、さらには「くそはめ」に遡り、要は「クソくらえ」という罵り言葉が語源である(「食む」は「馬が草を食む」に見られる)。昔はくしゃみをすると早死にすると考えられていて、一種のおまじないだったようだ。  このように、馴染み深い単語に思いがけない由来があることはぱぱある、もといままある。九月は英語でセプテンバーだが、このセプ

不思議不可思議、首領パッチ

 ことばって不思議である。私が初めてことばの魅力に気づかされたのは、中学の国語の授業で、「日本語の動詞はウ段で終わる」ということを習ったときであった。食べる、飲む、打つ、書く……。確かにその通りである。そのとき、三重奏の衝撃が私に襲いかかってきた。  第一の衝撃は、動詞はウ段で終わるという美しい法則が日本語に存在しているという事実であった。少なくとも現代日本語において、そこに例外はない。それはピタゴラスの定理を知った衝撃に似ていた。しかし、その法則が普段何気なく使っている母