子どもの変化
「絆」を育む。
私には、子どもを一番に目を向けられなかった時期が数年あり、私にも彼らにも、多少なりの(私にはかなりの)寂しさが積み上がっていた。冬に起きた、いろいろな問題をきっかけに、その数年を取り戻す意味でも、春から仕事をセーブし始めた。
「ただいま」と帰ってきたときに自分がいること。
学校の様子を聞いて、宿題や提出物のフォローをできること。
おやつを出したり、他愛ないおしゃべりをすること。
男子だから、大したことは話していないし、本人たちも私が家にいるようになったから、どうなったかなど、気にもしていないだろうけれど(笑)
今思えば、あの時の彼らはどこか不安そうで、自信がなさそうだったけど、それが少し変わってきた気がする。素直になることが増えたし、話してくれることも増えてきた。
ある日、料理をしてみる!と言って、オムレツを長男が作ったら。
次男は私が具合がイマイチで休んでいたとき、お釜のごはんで、おにぎりを作ってくれた。おにぎりなんてソウルフードを作ってもらい、お母ちゃんは感動!(涙 その後は、おもしろがって、出汁のスープや兄に続いてオムレツも。
見栄えはアレだけれども、私は嬉しい(笑)
生活のことに興味を持ってくれるようになり、私も自由にやらせている。
楽しそうに、鼻歌を歌って、何かをしている姿は、愛おしい気持ちになる。
そして、気をつけているのは、そっと見守ること。
妙な口出しをして、やる気の芽を積まないように。
自由な発想をどんどん広げて欲しいから。
「やってみたい!!!」
その気持ちが、楽しい人生を送るためには、一番の原動力だから。
まだまだ気持ちのコントロールが効かなくて、癇癪起こすこともあるし、私もそれに対し、キッと返してしまうこともある。お互い、まだまだまだまだ。
自分を穏やかに保つ。
パニックになってしまった時、気持ちを鎮めるようにする。
一方で、とっさの感情やホルモン由来の身体反応は、古代からの、人間が生き延びるために培われた大切な作用であることもしっかりと理解して。
清濁併せ呑む。
良い時も悪い時も、共に生きるのが家族で、成長にはさまざまなフェーズがある。
違う個性を受け入れ、自分も子供の感情も受け止め、楽しんで生きたいな。
子供の今は今しかないから、そして、子供の年齢的に、一緒に過ごしていられるのも今しかないから、今は、子どもたちが自信を持って、自分の意思で選択できるようになるのを、サポートしていきたい。