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慣れの見極め

ヨガをする時に感覚的に慣れてきたなと感じている時、
どういう慣れなのかを見極めた方が良いと思っている。

良い慣れとは、心地良さに直結するもの。
チャレンジングなポーズをし始めた時は、力の入れ所と抜き所の加減や安定する位置等をその時の身体の状態に合わせて調整していく。
徐々に必要な筋力が付いてきて身体の使い方を覚えてくると、その時の自分にとって心地良い状態に素早く持ち込むことができる。

一方で注意したいのが、鈍化させる類の慣れ。
ポーズを取ることを覚えて先生に言われたらサラっとキメる。以上、終了。
この場合、チャレンジする意思がないだけでなく、その時の自分の身体の状態を感じ取ったりすることもない。
どんどん感覚が鈍くなる。
続けていくうちに変化していく身体の状態にも気づくことがなくなり、結果として「飽きた」という気持ちが残って終わる。

以前通っていたヨガ教室では、全く同じ26ポーズを毎回行っていた。
簡単にできるポーズもいくつかあったが、それも日によってできない時があった。とても不思議な感覚だった。
また3-4年経ってふとチャレンジしたらできるようになったものもある。
その時々の心と身体の調子に影響されることに気づいてからは、6-7年目からは今日はここまでにしておこうか、今日は気力があるからやってみようかね、とまさに自分と相談しながらやるようになった。

形にこだわるのではなく、自分の体感を楽しむことで私は飽きもせず8年近く通い続けることができた。

慣れの見極め。
ヨガの継続に左右するものだと思うので、気をつけていきたい。

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