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安心する無言と不安になる無言

今のヨガ教室は、朝から晩まで数ある先生・レッスンの中から選んで受けられるようになっている。
ありがたいものです。

特に修行の身の自分としては、色々な先生がどんな風に生徒をガイドしているのかを勉強するにはとてつもなくラッキーな環境だといえる。

先生の声色や笑顔、ペース等、レッスン内容や教室の雰囲気、今日の自分のテンションなんかと合っていると満足感が高まる。
先生がポーズを失敗してもご愛嬌。

雑談を交えながら話し続ける先生もいれば、私の身体の中の変化を察知できるのか?と驚くような抜群のタイミングでガイドしてくれる先生もいる。

ヨガのレッスンでは、しばらくポーズをキープすることがある。
身体の変化を感じたり、ポーズの効果(ストレッチや筋力アップ)を高めることが目的となる。
長い時は5分近い時もある。
ポーズを取っていく時は身体の使い方や注意事項を伝えるが、キープはひたすらキープするだけなので動きのガイドはいらない。
そこで何を言うのか。それとも言わないのか。

意外とこれが難しい。

生徒にどうですか?と聞くことができればその都度適切な言葉をかければいいが、それだと集中を邪魔をしてしまう。個人的にレッスン中に先生に質問されるのは苦手。

じゃあ無言になるのか。
もちろんその方が良い時もある。
自分に集中して体感を得られることがヨガの醍醐味だから。
でも、
いきなり無言になったらどうなるか。
生徒はキョロキョロと目を開けて顔を動かして周りや先生を見たくなる。
不安になるのだ。
自分だけポーズから抜けてないんじゃないか。
何の時間だっけ?

なぜ無言になっているのか?

無言の理由を先んじて言わないと、みんな不安になってヨガの集中から出ようとしてしまう。とても勿体ない。

理由を言えば、プラスαでどのタイミングでポーズを止めるのかを言えばそれまで好きにポーズを堪能していられると知り生徒は安心する。

当たり前じゃんと思うかもしれないが、
意外にも突然無言になる先生が多い。

自分がそうならないように、自戒の意を込めて
無言の意図を伝える必要性を書き起こしてみました。

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