『パッドマン-5億人の女性を救った男-』
妻のために生理ナプキン作りを貫き通した夫の実話に基づくインド映画
大学のセクシュアルヘルスという授業で先生がオススメしてくれて、見た映画。(2018年12月鑑賞)
清潔で手頃な価格の生理用品がないために生理の間は家の中で寝ることもできないし出かけることもできない。そんな妻のためにタブーとされながらも生理用ナプキンを作るために奔走した日々を描いている。
映画のモデル
映画のモデルとなったアルナチャラム・ムルガナンダムさん。
生理ナプキンが材料費の40倍の値段で売られていることを知って自分で作り始めたそう。2006年にインドの工科大学で自分で作った機械のデモンストレーションをしたら草の根テクノロジー発明賞を受賞した。それから簡易ナプキン製造機を作って女性の自助グループに販売して女性の企業と意識改革を促した。インドだけではなく世界中に影響が広がり、2014年に米タイム誌の「最も影響力のある100人」に選ばれたほか、インド政府から2016年に褒章パドマシュリを授与されている。(パッドマン公式HPより)
TED Talks
2012年にはインド南部のバンガロールのTED Talksでプレゼンテーションも行なっている。
写真の雰囲気と違ってお茶目な人柄で見ながら思わず笑ってしまう。
これまでの活動や思いが凝縮されて聞けるので是非。
【出典:公益財団法人プラン・インターナショナル・ジャパン】
それと女性にとって、女子学生にとって生理用ナプキンがどんな意味を持つのか。もし生理用ナプキンがなかったらどんな生活になるのかを下の動画で知ることができた。
インドの隣国バングラデッシュで生理用ナプキン工場で働く女性を取材した動画。パッドマンとしてアルナチャラム・ムルガナンダムさんが活動を続けたからこそ、こうして生活できる女性が増えていることを考えると本当にすごいと思う。
Design for Freedom という画像から始まるこの動画。内容自体はTED Talksとインターナショナルジャパンの動画で知ってることだけど、音楽とインドの現地の人たちの様子が組み合わさって心がほっこりした。7分弱あって少し長いけどここまで読んできてこの活動いいなと思った人は是非。
* * * *
映画は実話に基づいているから響くものがあるのはもちろん、色が鮮やかだったり、インド映画らしくたくさん歌ったり踊ったりしてるのも見応えがあってすごく楽しめた。
とてもお気に入りの一本。
137分と少し長めなので時間のあるときにでも^^
映画『パッドマン』予告編
映画公式サイト
https://bd-dvd.sonypictures.jp/padman/
さいごに
TED Talksでアルナチャラム・ムルガナンダムさんが最後に観客に投げかけている言葉がある。
「ここで 人間を3つのタイプに分けてみましょう
教育を「受けていない」「少しだけ受けている」「受けすぎている」タイプです。 教育を少しだけ受けた 私がこう出来たのです。
教育を受けすぎている皆さんは 社会に対し 何をしますか? 」
私は教育を受けることができている者として社会にとっていいと自分が思う行動をとっていき、影響を与えられる人間になりたいと思う。
最後まで読んでくださりありがとうございます!
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?