陳腐なビジネスのすすめ
私が副業やマイクロビジネス初心者のみなさんにアドバイスする際は、以下を真っ先に伝えてます。
一、陳腐なビジネスをすることを恐れるな
一、別軸の掛け算が3回できるまで突き詰めよう
一、プロダクトをとにかく小さくしよう
いざビジネスを始める時に、どうしてもサラリーマン思考で「社会課題」「パーパス」「意義」みたいな大上段のコンセプト(笑)ばかり意識してしまったり、なにか真新しいモノを作り出さなければ!と奇抜な思考実験をしてしまったりするものです。
マイクロビジネスの次元において、こんなことは時間の無駄だと思ってます。会社の枠を飛び出した途端、稟議もなければ株総もなく、明日からあなたの商品が売れるか売れないか、それだけの世界になってきます。
極論、近所で自営業しているオジちゃんオバちゃん商売人と同じ土俵に立たねばならないのです。
私が指針にしている先ほどのポイントです。
一、陳腐なビジネスをすることを恐れるな
大前提として、既存のビジネスモデルには再現性があります。金脈が隠されています。ですが、新参者が何の工夫もなく売れ始めるほど甘くもありません。
一方で、既存のビジネスをやっている方々にはアプローチできないような客層の中には、その陳腐化したサービスを必要としている人がいないでしょうか?
一、別軸の掛け算が3回できるまで突き詰めよう
売れどころを明確化するため、テーマを絞る。絞り方のおすすめは「別軸の掛け算が3回できるレベル」の粒度になるまで絞ることです。
ここまでニッチにすると、既存のビジネスモデルであっても世に出ていないサービスとして定義することができます。
(例)
駅ナカ×貸しボックス×鍵受け渡し=KEY STATION
都会×ベビーカー×シェアリング=ベビカル
時短×お掃除ロボット×水拭き=iRobotブラーバ
一、プロダクトをとにかく小さくしよう
副業やマイクロビジネスでは、とにかく規模を小さく初期費用を抑え、運営にかかるリソースを最小化し、仮に失敗だと分かっても次々と新しいプロダクトをトライアンドエラー的にリリースしていく身軽さが大切です。
例としては、商品を意図的にシングルラインナップとしたり、制作するソフトウェアや道具を単機能として爆速でリリースし、買い手の反応を見ながら展開を変えていくようなスタイルになります。
副業や小規模ショップでの再現性の高い成功法について、今後も少しずつ紐解いていければと思います!