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【読書感想】人工知能は人間を超えるか
概要
ITに関係する営業マンだと、一度はこんな経験はないだろうか。
顧客A「うちの来年の事業戦略には、AIを組み込もうと思っていてね~」
私「ああ~AIですね!(またAIか…)」
顧客A「うちもまだまだ詳しくないから、御社でAIに関係する実績とかあったら紹介してよ」
私「分かりました!(うちもまだまだAIなんて活用できてないよ…。そもそも自分がAIの事なんてよく分からない…)」
今やニュースでAIに関係するニュースを見ない日は殆ど無い。
幅広い分野で様々な活躍をするAIについて大々的に報じられているが、話題性が先行してしまい、実態と違ったAIの性能について報じられることも少なくないという。
そのため、AIは何でもできる、しかし、具体的に何ができるのかは分からない、という感覚の人も多いのではないだろうか。
営業マンとしてもこれだけトレンドになっているAIについては知識を押さえておきたいが、AIにはディープラーニング等の専門用語も多く、ついつい勉強を後回しにしてしまいがちではないだろうか。
本書はそんなAIの事をよく知らないという人のために、AIの基本について解説してくれている一冊である。
そもそもAIとは何なのか、AIのこれまでの不遇の歴史、
機械学習やディープラーニングなどの関連用語の解説、AIの活用事例、そして今後のAIの未来について書かれてある。
著者は人工知能を大学で研究しており、人工知能のトップ研究者の一人という事だが、私のようなAIに関して漠然とした知識を持ってるような人でも、かなり読み進めやすいように分かりやすい書き方をしてくれている。
更に、例え話や実際の事例の話も解説とともに紹介してくれるため、
専門知識がなくても話に入り込みやすいし、単純に読み物としても面白い。
元々、13日に受験するG検定のために読んだ本だったが、
AIの基礎的な知識が理解できるため、AIについて漠然なイメージしかない人に対してとてもおススメできる。
メリット
・AIの基礎的な知識を得たい人へ
・G検定のための最初の勉強教材として
まとめ
2015年に出版された本なので、少し最新事情には遠いところもあるかもしれないが、AIの基礎的な部分にはしっかり触れられているため、本当にAIの初歩的な部分を勉強したい場合、おススメ。