三浦綾子の全作品読もう、と。
私は中学生のとき、学校ではずっと一人で本を読んでいた。
正直、何もせずに椅子に座っているよりかいいか、くらいの気持ちで読んでいたけれど、
人生の軸とでもいうべき本に、そのころに出会った。
塩狩峠、博士の愛した数式、裏庭、破戒。
その中でも、塩狩峠は特に好きで、
最近、その作者である、三浦綾子の全作品を読もうと思い、
氷点という作品を楽天koboで電子書籍を購入した。
きっかけは、私はフェルミ漫画大学という、本の要約を解説する動画を見ていて、その動画のひとつで、ある話が紹介されていたことだ。
なんでも、その著者は、太宰治の全集を一年半かけて読み、
その前と後で、思考に変化があったと。
太宰治と同じような思考や言葉が身に着いたと。
それでは私は三浦綾子の全集にしようと思いったのだ。
私は、塩狩峠の底に流れている作者の思考が好きで、
人の中にある軸に対する問いをいつも抱き続けているような文章もすきだ。
氷点でも、同じ空気がある。
ぜひとも、身に着けたい。