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因果関係の把握の重要性〜実践手法とともに〜


今回の内容

こんにちは、「たー」です!
今回の内容は仕事に役立つロジカルシンキングということで「因果関係の把握と実践手法」についてお話します
急に細かい難しいテーマになってしまいましたが、これを習得しちゃうことで問題が起こったときに早く解決できたり、何かを判断するときに正しい選択ができるようになります!
大事な場面でトラブルが解決でき!判断ができる!そんなスマートな人間になることができるかもしれません!!

私もまさに現在習得中のスキルになるので、みなさんにこの入口だけでもお見せできればと思います
みなさんもこのスキルを把握してまたひとつレベルアップしていきましょう!

因果関係とは何か?

まず、因果関係とは:ある事象(原因)が発生することによって別の事象(結果)が生じる関係を指します。つまり、「原因」と「結果」の間に存在する論理的または実際的なつながりです。(Chatgpt引用)

簡単な例を上げると、「洗濯物を外で干して外出して帰ってきても、まだ濡れていた」というトラブルが発生したとします

ここで、可能性のある濡れていた原因が2つ出てきます

1.雨が降って服が濡れてしまったのか
2.まだ単に乾ききってないのか


ということは・・・

結果:洗濯物を外で干して外出して帰ってきても、まだ濡れていた
可能性のある原因:①雨が降って服が濡れてしまったのか 
                                   ②まだ単に乾ききってないのか

という状態になります、まだどちらか本当の原因がわからない状態です
ここで考えをやめてしまう人が多いと思います
しかし、ここから次のステップに進むことで次回に活かすことができます

次のステップとは原因特定の段階です(ココが今日話す内容!!)
雨雲レーダーを遡って見てみると、1時間前に自宅付近で雨が降っていたことがわかりました
本当の原因は①の雨が降って服が濡れてしまったということになります

そのため、次回の対策としては「ベランダに洗濯物を干す際は、天気予報を見てこの先も晴れが続く場合は干すことにする」
このような対策法を次回から実践することで、今回のようなミスはなくなります
このように因果関係を正確に捉えることで、問題解決や意思決定のスピードが早くなります

これはビジネスにおいてもプライベートにおいても使えるスキルです!
もし、家で動画を見ていて、急にWi-Fiが繋がらなくなった、そのような場合も因果関係を正確に把握することで、次のアクション(再起動してみる、)が明確になり、復旧スピードが上がることでしょう!

因果関係が重要な理由

逆に因果関係を理解していないとどうなるかについてお話します。
因果関係を理解していないと、間違った問題解決のための対策法が立てられ、それにコストをかけることになってしまいます

先程の例でもう一度話すと、洗濯物が濡れていた原因を間違いであった方の「単純にまだ乾いていなかったんだ」と思い込んだとします
そうなった場合、その人は正しく因果関係を把握できておらず、正しい対策を取ることができません

そのため、また洗濯物を干すときも天気予報など気にせず、逆に「前回は乾かなかったから、前回より1,2時間長く干しておこう」と対策を取るわけです
そうすると、天気予報など気にしていないため、また雨に濡れ、折角前回より1,2時間長く干したのに乾いていないということが起こる可能性があります

これは時間の無駄にならないでしょうか、一度、雨に濡れた洗濯物を着るか、もう一度洗濯しなければなりません
雨に濡れた洗濯物も着たくないし、もう一度洗濯するのは労力も時間も要します

自分自身のプライベートだったらまだそれほど問題にならないし、気にしないとも多いかもしれませんが、ビジネスの場であったらどうでしょう?
原因を特定できず、いつも同じところで躓いていては、業務を前に進めることができません
会社の資源(人・金・物・知恵)は有限であり、この資源を有効的、効率的に使用し、事業を拡大、利益を上げる必要があり、
同じことを繰り返すために使う資源はありませんし、投資した資源が無駄になってしまいます

そのため、因果関係を正しく把握し、それに伴う問題解決や意思決定をすることが大変重要になってくるということです

因果関係の特定方法

次にビジネスシーンで使える因果関係の特定方法を紹介します!
今回はデータに基づいて因果関係を明らかにし、仮説立案とその検証プロセスについて具体的に説明します。
今回は「売上減少の原因」について考えていきます。

1. データに基づいて因果関係を明らかにする方法

因果関係を正確に把握するためには、まずデータを収集し、その分析を通じて原因と結果の関係を特定することが必要です
以下の手順で、データを用いた因果関係の分析方法を説明します

a. データの収集

因果関係を分析するためには、対象となる現象に関する詳細なデータを収集することが不可欠です
たとえば、売上データや顧客アンケートなどが有用です
売上データは日々の売上動向を記録し、顧客アンケートは顧客の満足度や意見を反映するものです

b. データの整理と可視化

集めたデータを整理し、視覚化することにより、パターンやトレンドが明確になります
グラフや表を用いることで、売上の減少や顧客満足度の変化が時間経過とともにどう推移しているかを把握することができます
たとえば、「ある期間に売上が急激に低下しているが、その前後で顧客満足度が下がっている」というデータが見つかるかもしれません

c. データ間の相関分析

売上の変動と顧客満足度の変化の間に相関関係があるかを統計的手法を用いて分析します
相関係数を算出することで、顧客満足度が下がると売上も下がる傾向が見られるかを確認します
ただし、この時点では相関関係が因果関係を示しているわけではないため、次のステップで仮説検証が必要です


2. 因果関係を特定するための仮説立案と検証

因果関係を明確にするためには、データに基づいて仮説を立て、その仮説が正しいかを検証するプロセスが必要です
具体的には、以下の手順を踏みます

a. 仮説の立案

データ分析に基づいて、原因と結果の仮説を立てます
たとえば、「売上が減少している原因は、顧客満足度が低下したためではないか?」という仮説を立てます
この仮説は、データの相関に基づいて構築されますが、まだ実証はされていない状態です

b. 実験やテストの設計

仮説を検証するために、実際のデータに基づくテストや実験を行います
たとえば、特定の期間に顧客満足度を向上させるための施策を実施し、その後の売上変動を観察します
この場合、実験群(施策を実施した顧客)と対照群(施策を実施しなかった顧客)を設け、売上の変化が顧客満足度の向上に伴うかを確認します

c. データの収集と比較

テストや施策の結果をデータとして収集し、仮説に基づく予測と照らし合わせて比較します
もし、顧客満足度向上の施策を実施した顧客の売上が顕著に増加した場合、仮説は支持されることになります

d. 結論の導出

仮説がデータによって実証されれば、因果関係が明らかになります。この場合、「顧客満足度の低下が売上減少の原因である」という因果関係が立証され、今後の対策として顧客満足度向上が有効な手段であると結論づけることができます
このように因果関係を明らかにすることで、次のアクションや次回までの改善案、対策を見つけることができ、次回に活かすことができます
おそらく来期の目標としては「顧客満足度の向上」が設定されるでしょう

因果関係の誤解を避けるために

ここで、正しい因果関係を把握してもらうために、間違いやすい「相関関係」についてお話します

相関関係とは・・・二つの事象や変数が同時に変動する傾向があることを指します。つまり、ある変数の変化に伴ってもう一方の変数も変化することを意味します(Chatgpt引用)
つまり、相関関係とは生じた結果の直接的な原因ではないということです

相関関係について

例を上げると、アイスクリームの売上と海水浴をする人数です
この2つには相関関係がありますが、アイスクリームの売上が上がっても、海水浴の人数が増えるわけではありません
両者の背景には、共通の第三の要因「気温の上昇」があります
このように、相関関係だけでは原因と結果を判断できないことが多いです

こういったことはメディアでよく取り上げられます
取り上げられる誤解の例としては、「ある食べ物を食べると病気のリスクが高まる」という報道があります
しかし、データの相関が確認されただけであり、実際にその食べ物が病気を引き起こしている因果関係が証明されているわけではないことが多いです
嫌ですねえ、こんなことされたら・・・

因果関係を理解することの意義

これまで読んでいただいてわかると思いますが、因果関係を理解することはビジネスをする上、また無駄のない生活を歩む上でとても重要です

因果関係を把握することで、生じた結果の原因を正確かつ早く特定することができ、それに伴った次のアクションを取ることができます
次のアクションを取ることで、ビジネスシーンでは事業や業務が前に進み、より大きな成果や利益を生み出します
ビジネスでは利益を上げることが目的であり、このためにビジネスを行います
そのため、この因果関係を正しく理解することが大変、重要になってきます
ということは・・・因果関係を把握することで、ビジネスの成功確率を高めることにつながるわけです

これはプライベートの生活にも応用することができ、因果関係を把握することで、問題解決を正しく早く行えます
そうすると、いままで問題解決に充てていた時間が減り、より自分の好きなことに時間を費やすことができます
これは大きなメリットになるのではないでしょうか?
ビジネスシーンだけではなく、プライベートにも応用して、自分の時間を増やしていきましょう!!
今回はみなさんに因果関係の把握と実践手法についてお話しました、ぜみなさんの参考になればと思います!!

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