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沈丁花禄郎でございます ep5
絵梨奈は街を歩いていた。
「絵梨奈さん、こんにちは」と誰かに声をかけられた。見てみると
この世のものとは思えないほど丹精で美しい顔と187cmでスタイルの良い清潔感溢れる男性が立っていた。西園寺正隆であった。この国で三本の指に入る財閥の御曹司
である。名門大学に通う20歳の大学二年生だ。
絵梨奈もまた非常に美しい、スタイルの良いお嬢さんだった。
絵梨奈「西園寺さん、こんにちは!お元気ですか?」
西園寺「はい、元気です。絵梨奈さん、今お時間ありますか?もし良かったら
ランチでもいかがですか?なんでも食べたいものおっしゃっていただければ」
絵梨奈「ありがとうございます。でもまだそんなにお腹空いてないかなぁ」
西園寺「でしたら表参道あたりのカフェでお茶でもいかがですか?車ですので」
絵梨奈「うーん、すみません。何となくひとりでプラプラ歩きたいんです」
西園寺「そうですか。わかりました。また今度是非!」と眩しいくらい爽やかな笑顔を
見せた。
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