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大根の上と下、どちらが好きですか?
問題です。大根を写真のように上下に切りました。
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①サラダにする時 ②大根のおでんを作る時
③生ガキを食べる時 ④サンマを食べる時
あなたは、上と下どちらを使いますか。
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①サラダの答え・・(上)
大根の上の部分は根ではなくて、胚軸という茎の一部で、葉緑素を持っているために緑色をしています。
根の部分と比べて、茎の部分の方が水分が多く甘みがあるので、サラダにする時には上の部分を使います。
②おでんの答え・・(下)
下の部分は根が肥大したものです。土の中でも伸びていけるように細胞壁が厚く、加熱しても形が崩れないので、おでんにする時には下の部分を使います。
上の部分は細胞壁が薄いので、おでんにすると溶けるように煮崩れてしまいます。
③生ガキの答え・・(下)
植物は土の中の虫や菌から根を守るため、いろいろな工夫をしていて、大根の場合はイソチオシアネートという細胞壁が壊されると酸素と結合して辛くなる成分を持っています。味覚が違うので虫が辛いと感じているかは不明ですが、この成分に驚いて虫はかじるのをやめます。
夏の大根が辛いのは、夏は土の中に虫や菌がたくさんいるからです。
植物にとっては根の下(先端部)の方が、より重要ですので、下には辛み成分をたくさん含んでいます。
辛み成分には殺菌や解毒作用もあるので、生ガキを食べる時には食中毒予防のため、大根の下の部分をすりおろしましょう。
④サンマの答え ・・( 下がいいけど、上でも可かな )
脂っこい魚を食べると、油分が胃の粘膜を覆い、一緒に食べるご飯が消化されにくくなります。サンマに大根おろしを添えるのは、大根に含まれている消化酵素(ジアスターゼ)によって炭水化物の消化を助けるためです。
大根の下の部分には食欲を刺激する辛み成分も多いので下がお勧めですが、辛いのが苦手な人も多いので、まずはジアスターゼの摂取を優先して上の部分でもいいと思います。
「大根の上と下、どちらが好きですか?」
第1版 2025年2月17日発信
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳
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