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ピーマンの話 (その1)

ピーマンは夏野菜ですが比較的寒さに強く、静岡では 露地の畑でも11月末まで元気です。
スーパーで見かけるピーマンが緑色なのは未熟なうちに収穫しているからで、どんなピーマンでも完熟させると赤いピーマンになります。特に、秋は実が熟すのが早く、収穫のタイミングで写真のような赤ピーマンが多くなります。

樹上で完熟させるとピーマンは赤くなります



赤ピーマンは、苦くもなく、青臭さもありません。
柔らかくて食べやすいし、
甘くておいしいです。
ピーマンは子供が苦手な野菜と言われていますが、自分は小さな頃からピーマンが好きでした。なぜなら完熟して赤くなったピーマンを食べていたからです。
当時の我が家の周辺ではピーマンは赤いのが普通でした。赤くなったピーマンは美味しいのに、なぜ小学校の給食には 美味しくない緑色のピーマンが出てくるのかとても不思議でした。
ピーマンを緑色のうちに出荷するのは流通上の問題です。ピーマンは果肉が薄いため、完熟させてしまうと傷みやすく、長持ちしません。柔らかくて中が空洞なので、赤くなってから出荷するとスーパーに並ぶ頃にはしぼんでしまいます。
そのような流通上の理由から、まだ硬くて未熟な状態で収穫する緑色のピーマンが普通になってしまいました。
 赤ピーマンを見かけたら、やわらかさと甘みを楽しんで 食べてみてくださいね。


「ピーマンの話その1 」
第1版 2024年10月12日発信
 
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳

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