テレビに出ました!
「有機JAS認証のオーガニック野菜」って何?
テレビ朝日系列「日本人の3割しか知らないこと、くりーむしちゅうのハナタカ!優越館」の2020年9月3日の放送において、オーガニック野菜が取り上げられ、当社を会社名入りで紹介していただきました。
番組では、無農薬という表現は禁止されていること、農薬を使っていなくても有機JAS認証がないとオーガニックとは呼べないこと、オーガニック野菜は日本の0.2%の畑でしか育てられていないこと、旬の時期にしか育ちにくいことなどを取り上げていました。
テレビに出たのは、ほんの一瞬なので、「ハナタカ!」とは言えないのですが、いい機会なのでオーガニック野菜についてまとめてみました。
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日本のオーガニック野菜の生産量はとても少ないです。これは「オーガニックでなくても日本産の野菜だったら安心だ」と思っている人が多いからで、ある意味で良いことです。
ところで、オーガニック野菜とか有機野菜というのはどのようなものをいうのでしょうか。農薬や化学肥料を使わない栽培を有機農業と言いますが、有機JAS認証を取得していない野菜を有機野菜とかオーガニックとは言えません。ですから、無農薬でも家庭菜園で育てた野菜は有機野菜ではないし、スーパーやインターネットサイトで「栽培期間中農薬不使用」と書かれている野菜もオーガニック野菜ではありません。有機JAS認証を取得していなければ、オーガニックではないのです。
そもそも「無農薬」という表示は禁止されています。これは、農薬を使用していなくても雨で流れてきたり、風で運ばれたり、付着してくる可能性があるからなのですが、有機JAS認証ではこのようなことがないように農場の場所、栽培方法、使用する土や種や資材が厳しく定められています。慣行栽培の横で有機野菜を栽培することはできないし、慣行栽培で使ったハサミ、カゴ、トラクター、トラックをそのまま使うこともできません。野菜を洗うための水は検査が必要です。ホームセンターで売られている用土や肥料のほとんどは利用できません。家庭用の防虫剤には化学物質が使われているために蚊取り線香も使えるのは除虫菊100%のものだけです。
有機JAS認証を取得し維持するのは大変です。当園は2014年に有機JAS認証を取得していますが、検査は1年に一回、東京から審査官が9時に来て、農場や出荷場の点検、書類の点検を行い、終わるのは毎回18時過ぎです。有機野菜の基準に沿って栽培されているかその根拠をデータとして持っているか、問い合わせがあった時に栽培履歴をすぐに提出できるか、問題が発見されたときの危機管理ができているか、スタッフへの学習が行われているか、そのような確認が行われます。
審査には手間とコストがかかるので、有機農業に取り組んでいても、お客様と信頼で結ばれていれば有機JAS認証は必要ないと考えている生産者も多いです。結果的にオーガニック野菜は日本の0.2%の畑でしか作られていません。「日本産のオーガニック野菜は、ほとんどない」といえます。
私は有機JAS認証は教員免許のようなものだと考えています。免許がなくても教育者と呼ばれる人もいれば、教員免許を持っていても先生として未熟なこともあります。手間とコストもかかります。ただ、教員免許を取得し維持するための取り組みが、教育者としての資質を磨くことは確かです。教員免許がなければできないこともあります。
有機JAS認証のオーガニック野菜を育てるためには知識や技術が必要で、勉強をして工夫をして、制約の中で対応をしなくてはいけません。
オーガニックの魅力は、与えられた環境の中で、自然と共存しながら、その土地が持っている最大限の力を生かして育つことです。そうやって育った野菜は生きる力のある元気な野菜です。
有機JAS認証を取得し維持するための取り組みを、オーガニック野菜としての品質や価値や魅力、そして信頼性を高めることにつなげたいと思います。
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「テレビに出ました」
第1版 2024年9月18日発信
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳
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