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お届けするのは”生きる力”・・有機農業って何?
農薬を使わないのは目的ではなく手段である。
「有機野菜を食べて元気になりました。」という手紙をいただきます。
アトピーが治るのは実例をたくさん見ていて、食って大切だなぁと実感しています。「有機野菜のおかげで病気が治りました。」というお手紙もいただくのですが、これは有機野菜のおかげというよりも気持ちの問題なのかななどと思いつつも、ありがたい話だなと感謝しながら読ませていただいています。
ただ、「虫に食べられている方が安心」という人がいますが、それは間違いです。虫は弱った野菜、生きる力がない野菜を先に食べます。
有機野菜を食べて元気になったというのは、農薬をかけない、化学肥料を使わないオーガニック栽培というフィルターを通して、生命力のある元気な野菜が残ってくれ、そんな野菜を食べたから元気になった、そのように考えています。
お届けするのは「生きる力」
有機農業は化学農薬を使いません。日本は湿度が高いのでカビや虫が発生しやすく、農薬を使用しないと病気になったり、虫に食べられてしまったりして育つことができない野菜がたくさんあります。当社の場合、畑にタネを直接播いて育てると収穫まで育つのは4割くらい、種をポットに播いて苗まで育ててから畑に植えた場合でも収穫できるのは7割くらいです。これを化学肥料と農薬を使って育てると種から播いた場合で8割、苗まで育てて植えれば9割以上収穫することができます。
しかし、農薬を使わなくても全滅することはありません。
不思議なことに、同じ種類の同じ袋の種を同じ場所に植えても、前後左右が虫だらけになっているのに、虫を寄せ付けないで元気に育っている株が存在します。
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小学校で風邪がはやって学級閉鎖になるときでも、薄着なのに元気な子供がいて不思議に思うことがあります。
子供と野菜では同じではありませんが、同じ袋に入っている種でも、ひとつひとつの種が持っている生命力は違うのではないか、そんなことを思います。
農薬をかけないと全滅してしまうわけではなく、生命力がある元気な野菜は虫がいても普通に育ちます。虫がいても食べられることなく元気の育つ野菜があるのがオーガニックです。
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写真の虫だらけになった野菜も、農薬を定期的に利用していれば虫に食べられることはありません。
普通の栽培方法では化学肥料を使いますので、有機肥料を使った場合より成長が早くて大きく育ちますので、農薬と化学肥料を使えば、見栄えが立派で元気に見える野菜に育てることはそれほど難しいことではありません。
でも、農薬をかけなかったら商品になれない野菜と、農薬をかけなくても元気に育つ野菜は、見た目は同じでも「生きる力」は違います。
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それがオーガニック
オーガニック栽培は温室やハウスではなく露地栽培であることが多く、小さくて形が悪い場合もあります。
しかし、そんな野菜だからこそ持っている「生きる力」があるのではないかと思います。
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「お届けするのは”生きる力”・・有機農業って何?」
第1版 2024年6月31日発信
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳
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