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ブロッコリーはブロッコリー

 1年中出回っているブロッコリーですが、有機無農薬栽培のしあわせ野菜畑では12月から3月が収穫期間です。それ以外の時期では青虫をどうしても防ぐことができないからです。

 

ブロッコリーは主軸の頂点にできる頂花蕾(ちょうからい)を食べます。

 最初の頃は、この期間中だけでもブロッコリーの品種を3~4種類変えていました。多くの野菜は収穫期間がとても短かく、同じ野菜を一定期間、常にお届けできるような状態にしておくことは難しいのです。
 スーパーではいろいろな産地で栽培されたものが入れ替わりで売られていますが、それぞれの産地で収穫しているのは短期間です。
 収穫期間を長くするためには、種まきの時期と品種を少しずつ変え、生育のスピードを変えています。同じブロッコリーでも品種が違うと、大きさや味が異なります。色も形も微妙に違うんですよ。そんなことをお客様に話したら、「えー、そんなにいろいろ品種があるんですか?ブロッコリーはブロッコリー、全部同じだと思っていました。」と言っていました。
 お米ならコシヒカリ、アキタコマチetc、リンゴなら津軽、紅玉etcと品種別に売られるのに、野菜は品種関係ないですよね。きっと多くの方が「ブロッコリーはブロッコリー」って思っている気がします。
 

現在栽培しているスティックブロッコリー



 さて、これは現在の当社の主力品種のスティック・ブロッコリーです。普通のブロッコリーは主軸の頂点にできる頂花蕾(ちょうからい)を食べますが、スティック・ブロッコリーは脇芽(わきめ)を食用とします。一輪咲のバラと、たくさんの花が付いているミニバラ(スプレーバラ)みたいな関係ですね。茎の部分がアスパラガスのようにコリッとした歯ざわりで甘味があって、蕾の部分も青臭みがなくて美味しいです。
 
 普通のブロッコリーは、栽培の手間がかからないように、均一に育って一斉に収穫できるような品種改良が進んでいます。それに対してスティック・ブロッコリーは収穫に手間がかかるので、スーパーなどにはあまり出回っていません。

 普通のブロッコリーは、本当は品種ごとに味も食感も違います。だから、輸入のブロッコリ(主にアメリカ)と国産のブロッコリーでも品種が違いますから味や食感が違います。でも、「ブッロコリーはブロッコリー」です。

 その点で、スティックブロッコリーは「これは、普通のブロッコリーとは違うものなんだろうなぁ」と思っていただけるかと期待しています。
 もし見つけたら、普通のブロッコリーとは違う味と食感を楽しんでください。


「ブロッコリーはブロッコリー 」
第1版 2025年2月21日発信
 
オーガニック農園 株式会社 しあわせ野菜畑
代表 大角昌巳


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