体系性を確保する【48分、85点、926文字、抽象度高】
何かを学習するとき、何かを行うとき、何かを考えるとき、その行為の妥当性の判断基準一つとして、「体系性」がある。
体系性を定義すれば
質の担保として、体系性を定義するとき、よく過去の自分は、ある授業に対してあるいは、ある仕事に対して、「体系性」がないという判断を下してきた。その体系性とは、何をもととしているのか、考えてみた。
1 網羅的であること
あるテストがあったとしよう、10問あって何かを学習するとき、9問分の学習をしたとき、その学習の効果としてテストに解答できる問いは、9問である。この点でこの学習の効果は、9問の網羅性を持っていると言える。
同じことが、仕事でも言える。タスクとして、要件が10点あるとき。9点しか満たしていない仕事は、9点の網羅性を持っていると言える。
網羅的であることは、「体系性」を確保する上で一つ重要なファクターである。
2 有効的であること
上記のテストに対して、9問の網羅性をある学習をしたとき、その9問の実際の正答数が7問であったとする。仮に、学習前の正答数が0問であった時、この9問の学習の内、7問が有効性のある学習であると言える。
3 影響力のある基準であること(質が揃っていること)
上記の10問のテストがあるとき、配点を考えてみる。100点満点を想定するとき、9問の学習の内、7問が有効性のある学習について考えるとき、7問の配点が30点と、61点のものがあれば、後者の方が影響力があるといえる。また質が高いといえる。
裏テーマ 社会性のある学習
社会性のある学習は、よくも悪くも「社会的」である。
受験一つとってみても、そのテスト要項の設定はある意味で、その社会において重要度の高い内容を学習させているとも言えるし、一方で古くその社会に有効性の低い内容の学習へもつながる。
つまるところ、社会的に学習する内容を決定することは、そういった影響力をよくも悪くもはらんでいる。
仕事についても同じことが言えよう。
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