【飲食業界】参考にしたい5つのTikTok運用アカウント
飲食店がTikTokでマーケティングするなら?
飲食店がTikTokでマーケティングするなら、親近感のあるコンテンツを作成することと、視聴者とのコミュニケーションを意識することが重要です。
飲食店のTikTokアカウントでは、個性派出演者による「居酒屋あるある」や、TikTokでの流行動画を真似た投稿が人気になっており、まずはそれらを徹底的に真似することがアカウント運用を成功させる近道になります。
ある程度アカウントが認知され、フォロワーを獲得することができたら、オリジナルな投稿を実践しながら「自社だけの色」を出していきましょう。
※「そもそもアカウントの開設方法が分からない」という方は、先にSI株式会社の現役SNSマーケターが作成した「TikTok始め方マニュアル」をご覧ください。
飲食店が真似したい5つのTikTokアカウント
それでは、飲食店がTikTokを運用する際に参考にしていただきたいアカウントを、5つ厳選してご紹介していきます。
「takoyakioukoku(たこ焼き王国)」:たこやき王国
「たこ焼き王国」は、大阪天保山にある、自分で焼いて食べることができるたこやき食べ放題のお店です。「体験型の飲食店」として、地元大阪のみならず、外国人観光客に絶大な人気を誇っています。
同アカウントの強みは、動画出演している女性スタッフにファンが付いていて、「来店していない視聴者を接客している」状態がつくれている点です。
商品を訴求しすぎず、ドッキリ動画を投稿するなど、親近感のあるコンテンツを配信できていることが、視聴者とお店の距離を近づけています。
また、定期的にメニュー紹介動画を投稿したり、コンテンツから通販サイトへの誘導を行うことで、来客数の増加と売上の増加を同時に実現している点も見逃せません。
「シェフヒロ」:シェフヒロ🍣chefhiro
「シェフヒロ」は「寿司で世界中を笑顔に」をモットーに掲げている料理人・ヒロさんのアカウントです。
同アカウントでは、寿司動画や海鮮を使った料理の動画を投稿しています。また過去のTikTok動画のコメントでついた「〇〇が食べたい」というリクエストに返信する形(返信動画)も積極的に導入しています。
コメントの多い動画はエンゲージメントが高い動画と認定されるため、TikTokのおすすめに表示されやすくなります。そのループが、「シェフヒロ」のアカウントが伸びている一つの理由です。
積極的にコメントを返信することで、コメントが拾われたユーザーは、嬉しくてまたコメントをしてくれやすくなります。そして、ほかのユーザーも「自分のコメントも採用してほしい」と、さらにコメントをし続けます。
鉄板焼き店やすし店など、店主とお客様が対面するようなお店や会員制の店舗は、店主の人柄がわかるアカウントにすると、エンゲージメントとフォロワー増加の効果を最大化できる可能性があります。
「バイトな日常」:バイトな日常【バイトあるある】
「バイトな日常」は、「居酒屋あるある」を中心に動画を展開しているアカウントです。
同アカウントのポイントは、「あるある」ではなく「視聴者体験型」として動画タイトルや撮影方法に工夫が凝らされている点です。
コンテンツを通して、視聴者の共感を得るだけでなく、バイト店員やお店の雰囲気を視聴者へ伝えることも意識しているため、集客に成功しています。
この「視聴者体験型」フォーマットは、ナンパやサウナ、ホームレスといった多方面のコンテンツとの親和性が高いでしょう。
また、ある一人の登場人物の破天荒なキャラでバズっているわけではなく、それぞれキャラクターが魅力的な出演者となっている点も同アカウントの特徴です。親近感のある内容と個性的な演者によって、動画がより魅力的になっています。
「焼き鳥どん日垣兄弟」:焼き鳥どん日垣兄弟
「焼き鳥どん日垣兄弟」は、東京都の駒込・荻窪・西巣鴨に店舗を構える焼き鳥店・どんのオーナーのアカウントです。
「飲食店あるある」ネタがユーザーに支持され、多くのフォロワーを獲得しています。アルバイトの求人をTikTok内で行っているのも特徴です。
また、TikTok LIVEのコメントで流れてくるボケに対して、ひとつずつツッコミで返していくスタイルが、通常のコンテンツでは伝わらりにくい「店主の面白味」を広めるきっかけになっています。
大手飲食チェーン店や企業でなくても、TikTok運用を大成功させることは可能です。テーマを決めて投稿することでアカウントに統一感が生まれ、ユーザーに何を発信しているかが伝わりやすくなります。
「焼き鳥どん」の場合、飲食店あるあるに加えて、焼き鳥屋あるあるを投稿することにより、ユーザーから共感を得られるようになり、フォロワー獲得に成功しています。
「金沢フルーツ大福凛々堂」:金沢フルーツ大福凛々堂 裏なんば店
フレッシュなフルーツ大福を提供する「金沢フルーツ大福凜々堂」のアカウントです。
運用開始した2020年9月は、新型コロナウイルスの感染拡大により飲食店が苦境に立たされていました。しかし、フルーツ大福の鮮やかな見た目と斬新さが世間の注目を集め、一世を風靡しました。
動画内で「どれが食べたいですか?」と視聴者に質問を投げかけ、コメントで回答してもらうような投稿をしており、コメントにリアクションすることで視聴者とのコミュニケーションを取りながらファンを獲得していきました。
TikTokでは、2021年に「これなにこれなに?」というメロディーに合わせた動画投稿が流行していました。同アカウントはこの流行を利用し、メロディーに合わせてフルーツ大福を切っていき、最後に断面を見せる動画を投稿した結果、5万回近い再生数を記録しました。
TikTokの流行を取り入れ、そこにオリジナリティを追加したことが、唯一無二の投稿をつくりだす成功要因となりました。
記事のまとめ
飲食業界のTikTok運用にお困りのみなさん、参考になりそうな情報は見つけられましたか?
TikTokは、今や「世界で最も拡散能力のあるSNS」といっても過言ではありません。今後ますます、ビジネス用途でTikTokへ参入する企業が増えていくことでしょう。
TikTokの運用方法をマスターすれば、自社の商品・サービスの認知拡大に絶大な効果を発揮してくれます。トレンドの波に乗り遅れないよう、いち早く着手することが重要です。
もしTikTokの運用でお困りのことがあれば、記事にコメントして教えてください。SI株式会社の現役SNSマーケターがコンテンツを製作し、運用をサポートできるよう情報を発信させていただきます。
TikTok運用に困ったらSI株式会社に相談しよう!
SI株式会社は、ヒカルやラファエルなど有名YouTuberを輩出したインフルエンサープロダクション・VAZのファウンダーであり、アジアを代表する30歳以下のリーダー「Forbes Asia Under30」Media, Marketing & Advertising 部門に選出された森泰輝が代表を務めるマーケティング・エージェンシーです。