見出し画像

「用意周到」の結果、はじめての夫ワンオペ育児はどうだったのか

先日、無事に第一子の娘を出産し、昨日に退院しました。

前期破水から始まったので入院生活は合計で10日間。

4日間の陣痛、帝王切開後の痛み、母子同室トレーニングなどにより退院日には疲労困憊。

寝不足が限界値を突破していたんです。

こうなることは見越していたので、事前に夫婦で準備できることやオペレーションなどの仕組み作りをしていました。

今日は「用意周到をした結果、夫の初ワンオペ育児はどうだったのか」というテーマでいろいろ書いてみますね。

お仕事にも通ずる部分があるんじゃないかなーとか思ったり。

出産前から事前に準備していたこと

まずはいくつか出産前から事前に準備をしていたことをシェアします。

夫にはミルクを完璧に作れるように依頼

わたしは初乳から完全ミルク育児を選択しました。

服薬している薬の関係もありますが、わたし以外でもミルクだと娘の対応ができるので、その方がありがたかったから。

”わたしにしかできない業務”を極限まで削りました。

なので入院期間中、自宅にいる夫には「ミルクを完璧に作れるようになっておいて」というミッションを課したのです。

2勤交代制のシフトイメージを作成

実際に帰宅をしたあとの夫婦2人の動きをイメージしたシフトを作成。

厳密には夫に作ってもらいました。

事前に先輩ママたちから「夫婦で同じ時間に動いて、同じ作業をしていたら共倒れする」と聞いていたので、分担前提で時間軸の共通意識をもつため。

夫には育児が始まる意識をもってもらうために、2人にとって負担なく現実的な時間設定で作ってくれとお願いしてみました。

夫のワンオペに向けたトレーニング開始

退院して自宅に帰ったのはお昼12時ぐらい。

目標は22時のミルクを終えたら夫にバトンタッチをしてワンオペ開始をしてほしかったので、それまでの間にトレーニング。

もちろん赤ちゃんはおろか子どもと接する機会なんて皆無だった夫にとっては何もかもが初めての経験です。

おむつ替え、ミルクのあげかた、げっぷの仕方など丁寧に伝授しました。

記録関係やルーティンは仕組みを作る

ワンオペ育児をする際、おむつを替えてミルクをあげるだけが任務ではありません。

わたしが寝ている間、育児記録(いつどんなことがあったか)をつけてくれないと分からないし

部屋が寒くないか、服装はこれでいけてるか、赤ちゃんにとって快適か否か?ミルクの量は足りてるのか…なども自己判断してもらわないとだしね。

それができるようになってもらうには、時には心を鬼にすることも重要。

「流れがつかめないなら、順番を書き出して貼っておきな」と言うと、自分なりに整理をして印刷して貼りだしていました。

あとはしっかりと見守る

ここまで準備やトレーニングを重ねて、夜勤ワンオペを開始したら見守る。

わたしは予定通り22時に寝床につき、夫を信じて任せました。

それでもマニュアルやイメージ通りにいかないのが育児。

ミルクでもない、おむつでもない、でも泣いていて泣き止まない娘の声が聞こえたのでヘルプに出動。

なんで泣いているのか?内心は娘本人にしかわからないけれど、夫には

「病院から知らない環境に来て1日目、ママの声もしない中わたしが赤ちゃんだったら突然不安な気持ちになると思う」

「それでもパパが一生懸命に向き合ってくれてる姿はきっと伝わるし、愛情としてちゃんと感じてくれるはずだよ」

と、夫のメンタル面もケアしつつオルゴールBGMを使ったり、電気をすべて落として真っ暗にしたり試せることは一緒に試して試行錯誤。

そんなこんなで朝6時半のミルクを経て、夫の初ワンオペ育児が終了。

パニックになるからこその仕組化

相手は赤ちゃんとはいえ人間なので、突然ギャン泣きするし、正直焦ります。

これは仕事でも同じで、イレギュラーに強い人ってあるていどのことを想定しつつ決まったルーティンは仕組化しておくことで冷静に対処できる。

何もかもが初めての夫は事前にやるべきことをリスト化して貼りだしていたことで、焦りながらも業務を遂行できたんじゃないかな。

〇〇とXXじゃないならあとはどんな可能性があるか?

この”どんな可能性があるか?”の部分はこれから夫婦で一緒に協力して経験値を積んで蓄積していけたらいいと思っているんです。

さいごに|産むこと以外は男女ともできる

この写真、今朝に夫のワンオペ育児が終了してわたしと交代した直後の娘。

夜間に泣くこともあったけれど、すごくすごく満たされた幸せそうな顔をしています。

改めて初日をがんばってくれた夫には感謝。

個人的には産むこと以外は男女ともできる、と本気で思っているんですよ。

まぁ授乳がないのも大きいけど。

なんでもかんでもママがやっちゃいたい気持ちはすごく分かる。

だけどそれはゆくゆく自分の首をしめかねない。

これは夫に対してもそう、また自分の子にたいしても言えることで「相手を信頼して任せる」そして「見守る」がもっとも難しいのかもしれませんね。

父子の信頼関係が少しずつ芽生えているような気がして幸せな朝を迎えました。

夫は少し仮眠中。

昼前に一緒に沐浴をしてそのあとはしっかり休んでもらいます。

おつかれさま、そしてありがとう。


いいなと思ったら応援しよう!

スーちゃん
いただいたサポートは家庭料理の試作で使う材料費にさせていただきます💗