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工作×手芸 ミニ麦わら帽子に花飾りを
2024年8月制作。
前回、ペットボトル蓋に紙ひもを巻き付けてミニ麦わら帽子を作った。
今回は花飾りを作ってみる。
草花で作る花冠のように、帽子の周りを一周ぐるっと花で囲みたい。
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100均で造花を探した。手前はラベンダー3本セット、奥は紫陽花やシダなどが交ざった花束。
花や葉っぱが細かいもの、分解して使えそうなものを選んだつもり。
飾りパーツをひとつひとつ直接帽子に貼り付けていくと、バランスがとりづらいしやり直しが難しくなる。
飾りパーツだけでリース状に組み上げて、最後に帽子と合体させたい。
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飾りの土台。
シダの葉っぱの先端と茎を切り落とした(上)。ワイヤーが入っている中間部分だけを使う。
帽子に沿うようCの形に丸めて、内側の葉を落とした(左下)。
外側の葉も間引きして、残りの葉は小さく切り直した(右下)。
これに葉や花を絡めていく。
バリがちょっと気になるけれど……飾りで隠れるはず。
![](https://assets.st-note.com/img/1723605879859-PtTdQkyDq9.jpg?width=1200)
飾りパーツ。
紫陽花は花を分解した。花びら一枚から小さい花パーツを切り出す(※正確に言うと「花びら」ではなく「ガク」です)。
100均の緑の紫陽花と、家にあった青の紫陽花も使った(左)が、まだ色味が寂しい。
黄色の紫陽花も投入、こちらは花の形を変えてみた(右)。
六弁に切るのは難易度が高く、整えているうちに小さくなっていったのもある。
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こちらも飾りパーツ。
ラベンダーに付いていた葉(左)。自分が知ってるラベンダーの葉っぱとちょっと違う気がしなくもない……でも使いやすそうな形。
表面の白いコーティングは剥がれやすいので注意。
ラベンダーの花は、房が思ったより大きめで他の花と合わせにくい。
もう少し強めの色味が欲しい。ビーズでつぶつぶの実を編んだ(右)。木苺とか蛇苺みたいなイメージ。
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土台に飾り付け。
刺繍糸で、花Aと葉のパーツを土台にくくりつける。
花の中心にはフレンチノットステッチを刺した。
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さらに飾り付け。花Bと実をバランスよく配置する。
黄色の花の中心にはビーズを留めた(左)。
花のガクは、間引きしたシダの葉を円く切って再利用。花で隠れる部分なので形は適当……花が葉の間に沈まないように補強するのが目的。
ビーズの実も糸でくくりつけた(写真撮り忘れ)。
飾りをいったん帽子に載せて、いろんな角度から見てみる。糸が見えてしまっている所があった。ラベンダーの葉っぱを追加して隠すことにした(右)。
これで花飾り完成。
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糸を巻き付けた所、結んだ所が多数見える
あとは飾りを帽子本体に接着するだけ。
造花の材質を調べてみると、茎や枝はポリエチレンらしい。
しまった、ポリエチレン(飾りの土台)と紙(帽子本体)を接着できる接着剤がない。
どうしよう……と一瞬頭を抱えたが。
いや、土台には糸を巻き付けてるから大丈夫、糸と紙ならジェルタイプの多用途接着剤で接着できるはず………。
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無事に接着できた。
先にリボンを巻き、リボンの結び目の位置に合わせて飾りを載せた。
緑と青の紫陽花は葉と同化してしまったし、黄色も思ったほど主張せず。摘みたての草花というより、ドライフラワーになりかけのような落ち着いた雰囲気になった。
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![](https://assets.st-note.com/img/1723789764578-zDPXPfzrqa.jpg?width=1200)
その中で、赤いガラスビーズの果実が瑞々しく映える。
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背景は、印象派の画家ベルト・モリゾの「立葵」(1884)。
はじめて一人で美術館に行ったときに出会った作品だ。
草花が主役だから、リボンは目立たせたくなくて直感的にグレーを選んだ。
この絵の色使いが頭のどこかにあったのかもしれない。