過去の栄光
過去の栄光に縋りたくなるときあるか?
それは起きている現状に目を背けたいとき、納得できない時になることが多い。
過去にこんな成績を残した。
こんな可愛い彼女と付き合った。
こんな性格のいい奴だった。
しかし、大事なのは今なんだ。
今も過去の栄光を誇れるくらいの生活を送っているのか。
いざ自分を見つめ直す。
何もない。
ただ今の取り柄の無い自分を怖がっている。
だから過去の栄光に縋るんだ。
今日実感した。
高校の時に振られた彼女が新しい恋人と付き合ったって。
しかもそいつは同じ高校。
大学生だ。それなりの恋愛をしている。
悔しかった。
ただ悔しかった。
だからもう、かっこいい大人になるために過去の栄光に縋るのはもうやめた。
今縋るのは過去の栄光ではなく、自分だ。