レ・ミゼラブル
2021.10.1 12:00〜
@まつもと市民芸術館
三浦宏規くんのMy大千穐楽、行ってまいりました。6月20日に一度、帝劇で観劇していたものの、以前観劇したときは、あまりの衝撃に記録ができなかったので、今回はがんばって個人的備忘録、残そう!🙂とりあえず、宏規くんの進化に驚きを隠せなかった…。大御所の皆様に囲まれ、グランドミュージカルの舞台に立ち、その中で遜色なく実力を発揮する様。好きだなぁ、と、つくづく。
まず、まつもと市民芸術館。初めて行ったのですが、美しすぎた。エントランス入って、広がる階段。窓や建物の造り、めちゃ好みでした。客席の建築美も然り。舞台上から見てもとても美しいだろうなぁと思った。音響もすごく良かった。めちゃ響く、声が伸びる。座席も段差になっているので、一階のS席だったんだけど、すごく観やすかった。
開場して着席すると、次第に生オケのチューニング始まりました。早めに入って劇場内の空気を感じるのが大好きなので、今回もそうした。いい時間だった。
《一幕》
プロローグがはじまった時、観劇に来れた喜びがすごすぎて。心がブルブル震える感覚に打ちひしがれた私。(残念ながら囚人の宏規くんは見つけられず。農夫、客、見物人、失業者、労働者、治安官…は全部見つけられた😭😭😭)彼方さんの「意味わかるか?」のところは伊礼彼方の部屋を思い出した。やっぱりあの配信イベント最高だったなぁ。観劇しながら二倍三倍楽しめたよ〜。
レミゼの曲って色んな曲が繰り返し使われているから、そのときどき、走馬灯のように色々思い起こされて。いいよねぇ。
野獣のようだったジャンバルジャンが、愛を紡ぐ話だなぁ。シュガーバル、♪独白は苦悩がありありと伝わってきて。その後の♪At the End of Dayのイントロで初めての涙でした。「ああ、今、受け取っている」と思ったらもう胸がいっぱいで。手が痛くなるほど、拍手した。
ここからは、ストーリーを見ながら、三浦宏規くんを探していた私。労働者の宏規くん、髪の毛かきあげる仕草が可愛くてときめいちゃった。
和音さんのファンテ、めちゃくちゃ良かったなぁ。♪夢やぶれての時から、ものすごく涙されていて。母親としての気持ち、女性としての気持ち、現実、あらゆることを考えたら苦しすぎる境遇でした。どうにか、彼女が幸せに生きれる人生はなかったのか。なんだかもう、あまりにも辛いひと。シュガバルとの病院でのシーン。やっと与えられた温もり。「あたためよう」、に、彼の恩恵を感じざるを得なかった。
♪ラブリィ・レディもいいよねぇ。高校生の時に、初めてレミゼラブルの映画を観たんだけど、ここのシーンめちゃくちゃ衝撃的で。宏規くんのレミを見にいくにあたって、映画を見返したんだけど、どんな話かあまり詳細まで覚えていなくて。でも、このシーンが冒頭にあったことと、ジャンバルジャンが最後に死んでしまうことは覚えていたんだなぁ。舞台だと、ここにコゼット役の方も出ているんだからびっくりよね。ファンテ逮捕にて、ジャベが登場するわけだけども。出て来ると本当に空気感が変わる。八分の十二拍子の男。戒律の男。りおさんのYouTubeでジャベは旧約聖書の“神”という考察を拝見してすごく納得したんだよなあ。戒律を重んじ、法律の中で生きる男。
どちらも「はぁ〜、なるほど」と頷いた考察でした。これを踏まえてから観劇したからすごく解像度高かったです✌️
そんでもって、ファンテ逮捕の終わりごろに出てきた、治安官宏規くん。大変良かったです。ばっちさんが近くにいて、2人でアイコンタクトしながら色々やっていて、ずっと双眼鏡で見ていた。裕福な市民?が見物に来て、来ないでください、みたいにやっていたわね。ひたすらに眼福だった。ばっちさんがファンテをお姫様抱っこして颯爽と去っていくところは「ああぁぁ〜」ってなりました。もう、この時点から、みぅばっちのシンメが好きすぎることを自覚。
♪Who I am?、鳥肌止まらなかった。24653の高音の美しさ。シュガーさん、福井さんの分まで使命を全うなさるから、プレッシャーや背負うものが多すぎるわよね。もう、なんかもう、レミゼラブル=ジャンバルジャン物語であることは間違い無いのでただでさえ、大変だと思うのです。劇場内、割れんばかりの拍手でした。素晴らしかったです。
リトルコゼットの♪雲の上のお城ののち、登場した樹里マダム!楽しみにしておりました。声は重たい、素敵。もう、とにかく歌がうますぎてうますぎて。さすが元宝塚のトップ女優…。素晴らしかったです。樹里さんも伊礼彼方の部屋で心を掴まれていたので、テンション爆上がりでした。ずっと双眼鏡で樹里さんのこと追っていた。マダムの独白のシーンで登場し、切られる運命にある東京會舘で売っているパン。「切りたい派なの!」「もう応援してほしい!」とおっしゃっていましたので、今日は切れるのか…気になって注目していました(笑)左で何かパンに刺して固定して、ぶっ叩いていましたね(笑)三回ほど叩いて、ちょこっと端が切れた時には、「あああ〜!!」と私は嬉しい気持ちでした(笑)樹里さん、LOVE…。東京公演に行った時は森マダムだったんですが、言わずもがな最高で。あんなに爆笑していいのか、もう、劇場内の沸かせ方がすごかったです。お二人のマダム見れて幸せでした。
そして、その後パリのシーン。三浦マリウスと相葉アンジョの2人が出てきた時、かぁって体温上がって、もう大興奮だった。あんなに興奮しすぎて叫びそうになるとは自分でも思っていなかった。マスクがあって本当に良かった。私、すんごいニヨニヨしてだらしない顔していたと思う(笑)この曲、あんまり事前に聞いていなかったから、こんなにここで興奮すると思っていなくて、心の準備ができなかった。相葉アンジョ、松本公演はこれが初日だったからなのか、気合がすごくて。輝きすぎていて眩しかった。きらきら賞です。屋比久エポと三浦マリの本のやりとりも堪らなかった。屋比久エポ、個人的に最推しなのですが、この日の三浦マリとの演技やばくなかったですか?2人とも大千穐楽だったり、次の舞台の主役・ヒロインっていうこともあって一緒にいる時間が長いのもあるのかもしれないけど。なんか、すごかった(語彙力のなさ)エポとマリの魂をものすごく感じたし、感情の交差の仕方が、とてもとても良かった。伊礼彼方の部屋で、円陣の時に、シュガーさんが「自分じゃなくて、相手に集中して」っておっしゃっていること、お話されていてけど、この日の2人を見ているとその通りなんだろうなぁって。いやぁ、すごかったな。屋比久ちゃん細いから、エポピッタリ。貧困層の子どもだから、舞台だと綺麗にしているけど、実際はお風呂にすら入れない生活で、少年に見間違う体格って言っていたので。宏規くんも背が高いし、手も大きいから、屋比久エポの二の腕を掴む時、掴めていて。あの、親指と他の指先が届いているくらい、掴めちゃっていたんです。その上、身長差がすごいから、目線合わせるためにマリウスは話すとき常に屈んでいて、そこも良かったなぁ。三浦マリウスの誠実さというか、性格を感じて好きポイントでした。宏規くん、配信の時に「すごい殴ってくる子」「(顎を指先でちょいちょいってする仕草をしながら)おちょくってくる子」「自信のない子」ってエポのことを話していたけれど、きっと屋比久エポは自信のない子なんだろうなぁって観ていて思った。「ともちゃんはやさぐれている」って、話していたけれど、本当にどこか諦めたような、とても辛い気持ちが滲んでいて。感情の出し方が繊細で、すごく良かったなぁ😭唯月エポはみれたんだけど、いくちゃんのエポは見れなかったからなぁ、悔やまれる。そして、コゼットとの出会いのシーン。いやぁ、もう、時が止まったような恋に落ちる瞬間。何度見ても甘酸っぱくて良い。そういう恋に落ちる感覚、いつから忘れてしまったのだろう…(笑)その後、浮かれて緩みまくっている三浦マリが可愛くて可愛くて。そんでもってその後の、伊礼ジャベの「またも喧嘩か〜」の全ての音が止んで、静かに帽子をとるシーン、かっこよすぎた。もう、その瞬間は伊礼ジャベのことしか見れんかった。レミの魅力って、キャストが時を経て別の役で戻ってくることがあることだけど、いつか宏規くんのジャベが見たい。本人も「ジャベールやりたい」って言っていたけれど。30代くらいかなぁ。その時も、好きで、応援して居たい。りおさんも、アンジョからジャベと役替わりしたり、光夫さんと福井さんもバルジャンとジャベなさっていたり。宏規くんだけじゃなくて、ばっちさんや、現役の若手のみんながそうなっていく未来に期待が高まる。いつの日にか、Wひろきでバルジャンとジャベとか務めたら、私は泣いてしまう。
♪カフェソング、もう、ばっちさんかっっっこよすぎです。なにあのカリスマ性??煌めきがすごすぎて、引き込まれすぎて、双眼鏡でめちゃくちゃ追ってしまった。衝撃だった。雷にうたれた気分だったわよ、相葉アンジョ。長髪なのがまたいいよね。私、長髪好きなのかな?(完全無自覚)やっぱアンジョはかっこいい。そしてマリウスがあまりに恋愛してる若者で、坊や感が拭えず、可愛かった。青いなぁ、そこがいいんです。まじで、Wひろき最高。最高すぎ。才覚ある素晴らしい2人に拍手。もう一生この目の前の景色を見ることができないのか、と思うと胸が苦しかった。本当に良かった。めちゃくちゃ興奮した。
そんでもって、♪プリュメ。もう、この日の映像・音源が手元に欲しい。素晴らしかった。コゼットが恋心を噛み締めて歌っている時、門の影に隠れてチラチラ見ているの、あまりにも可愛くて「くぅ…」ってなった。その後、塀を越える時もずっとマリウス浮かれていて「びぇ…」ってなった。(擬音でしか表現できない悶え)そしてエポの切なすぎる顔…。はぁ、マリウス罪深い。本当に屋比久エポが素晴らしいなぁ。小石を窓に当てて、一緒に歌う♪心は愛に溢れても、私の思いが溢れすぎてどうにかなりそうだった。もう、本当に三浦マリは、かわいい歳下の男の子。抜擢最年少コンビの掛け合いは「好き、好き。」ってなっていく様、たまらなかったです。甘酸っぱい。三浦マリのいろはコゼを見つめる柔和の微笑みが堪らなく好きでした。そんでもって推しのキス、こんなにも舞い上がるのだなぁと。しあわせでした。最後のハモリも、最早キスでした。その後、パパが苦悩しているのに、柵越しにお喋りするマリコゼもso cuteでした💮💯💐
その後、エポが叫んで助けるわけだけど。素朴な疑問として、エポってコゼットのことをどう思っているんだろう。マリウスのために、コゼットの家まで連れて行ったり、尽くしたりしているけれど。好きな人が想いを寄せる人を助ける、エポ…切ないにも程がある。屋比久ちゃんの役作りの話とか聞きたいなぁ。
♪ワンディモア、これも伊礼彼方の部屋の小話が脳裏によぎった。全景での景色があまりにも美しくて、三浦くんを双眼鏡でずっとみたい気持ちと、全体をしっかりみたい気持ちの葛藤に苛まれていた。マリコゼのユニゾン綺麗すぎ。そして、隊列で並ぶと、屋比久ちゃんの華奢さと小ささがすごかったなぁ。ばっちさんは宏規くんより大きいし。いやぁ、最推し揃いの公演、“最高の気持ち”と噛み締めた時間だった。とにかく、劇場で、生で、味わえていることが幸せでした。
《二幕》
初っ端から学生団体出てくるの忘れていて「んお?」ってなった。エポに対して「小僧!」って言ったマリウスに、そうだ、配信でもなんか言っていたなぁと思った。ここで手紙を託すマリウスよ…。戦いの場から離れさせるためにおつかい頼むなんて。全く、本当に罪深い。
♪On My Ownめっちゃ良かった。もう、語彙力が乏しくて、「良かった」「最高」「素晴らしい」のオンパレードでくやしい。OMOに関しては、頭ひとつ飛び抜けていたよ。ずっと鳥肌立っていた。この日のともちゃんすごかったよね?声の圧からエポの思いが伝わりすぎてすごかった。「心が動く」って感覚があまりにも久しぶりで、手が痛くなるほど拍手してしまった。もう、今、この瞬間にしか見れないことがあまりにも惜しかった。(この日の公演の映像・音源が欲しすぎる)(n回目)
そしてバリケードのシーン。このお召し物もよくお似合いです、宏規くん。そして、ばっちさんが相変わらずカッコ良すぎてビビる。声の伸びの良さがすごい。
♪恵みの雨、宏規くん、泣いていたよね?めちゃくちゃ感情が揺さぶられた。いろんな方の感想見ていても、この日の恵みの雨はやばかったらしいわよね。私が直感で感じた「この恵みの雨は、ただごとではない」というのは間違えていなかったらしい。正直、この日のハイライトだったと私は思っている。バックハグで抱き寄せるときも、屋比久ちゃん細すぎて。宏規くんも手が大きいから、「怪我している」の腰に手をやる時、もう、手が腰幅じゃなの…とクソデカ感情……。抱きしめられ、縋るようにマリの左腕を抱くエポ。体格差凄まじい、最高………。仕草はもちろんなんだけど、歌唱の盛り上がりがエグすぎて。親指をなんとか掴んでぎゅっとするエポもめちゃ良かった。なんかもう、2人とも感情が昂りすぎているのは明らかだったので、(宏規くん泣いているし)唇と唇でキスしちゃいそうだったよね。いっや、本当にここ良かったな。堪えるような、最後のおでこの口付けも最高だった。大きな手で顔をそっと自分の方に向けるのも、マリウスなりにエポに向き合っている感じがして良かった。原作では、「私が死んだらキスをしてね」ってエポはマリに言うから、それを彷彿させる宏規くんの演技に感服です。その後、怒り狂っているマリも良かった。涙を拭いながら、目が据わっていく様。捨て身のような、攻撃。もう、命を大切にしてぇ…。何回でも言いますけど、もう一生、この素晴らしかった♪恵みの雨がみれないと思うと惜しすぎる。この日の公演の円盤欲しいよぉ;;
砦での戦いも佳境に入り、バルジャンの♪彼を帰して。これは、聖歌ですね。もう、愛で導くシュガーバル。素晴らしかった。娘を失いたくない、自分にとっての愛を失いたくない、と思いつつ、彼のことも愛しているバルジャン…。自分の命を全うするお姿に、新約聖書的な大きな愛の伝導を感じた。(ここでも頭をよぎるりおさんの考察動画)
バリケードから運び出されるところも「そうそう、そうだった」と配信の記憶が蘇った。いやぁ、宏規くんを持ち上げられるのすごいなぁ。あんなにゴリゴリの体躯の推しが運ばれていくの、すごい🥺
ジャベの自殺のシーン。星が凍る音、松本の劇場の音響で聴くのめちゃ良かったなぁ。伊礼さんの瞳、服のボタン、全てが星に見えた。
♪カフェソングは、もう、表情が天才だった。元々、バレエをやっていた子だから、言葉ではない方法で、舞台上で表現することには長けているとは思うけど。もう、ここは痛いほど伝わってきた。♪ワンディモア同様、ここは全景での景色が美しいので、みたい気持ちと、表情を逃したくない気持ちの葛藤が凄まじかった。歌声も伸びやかで、もう、素晴らしかったなぁ。ここの声と表情は、時間が経った今でも、脳裏に浮かぶ。鮮明に思い出せるから、それだけ刺さったんだな。
その後、悲しみに暮れているマリを癒すコゼット。光だなぁ。なんか、叶うのであれば、もっとコゼットがどういう子なのか知りたい。「いい子」という漠然としたものしかわからないから。ここのリプライズはいいよね。最後、美しすぎるよぉ。そして、ちゅって。ちゅって…。そしてバルジャンの告白。ここは音楽もずるいよね。もう、涙が出ちゃう。それを見つめるマリウスの瞳が、また切ない。「ジャンバルジャン〜♪」と返すマリウス…ウッ
結婚式もさぁ、私、結婚式大好き芸人なので。推しの結婚式が見れると思って、めちゃくちゃ楽しみだったし、一秒も逃したくなかった。ワルツ踊る宏規くん、好きです。テナ夫妻にブチギレるマリも最高だったなぁ。そして、もう一つの見どころは樹里マダムよ。もう、心底楽しそうで、見ていて気持ちが良すぎた。樹里さんの努力もさることながら、「上手」であることって、「楽しさ」や「輝き」に繋がるんだなぁと思った。樹里さんからは、1人の女性としてのしなやかな生き方を学びます。
エピローグの言葉にできない感動は何だろうね。慈しみのぬくもり、そんな感じの何かに包まれているんだよな。「愛することは、神様のおそばにいること」的な歌詞があったけど、すごく入ってきたなぁ。マリがコゼットを抱き止めながら、頭を優しく撫でるのが死ぬほど好き。
カテコはあまりに愛おしさの極みで狂うかと思った。
https://twitter.com/toho_stage/status/1444044897854451713?s=21
シュガーさんが、「本日千秋楽を迎えるキャストがいます」って話の時にも、下向いてニヨニヨしていて。か、かわいい…。ともちゃんの言葉に詰まりながら紡ぐ姿にももらい泣きして、宏規くんの急なベビっぷりに可愛さカンストしていて、情緒が大変だった。彼方さんとばっちさんにサンドされて、挨拶するターンも可愛すぎて破顔。彼方さん、ひーくんのほっぺツンツンしていたよね?😭カンパニーのあたたかさにも、「ああ、なんて彼らは愛されているのだろう」と、胸がいっぱいになった。柔らかい笑い声に包まれた劇場内もすごく良かった。現場に行くたびに思うけど、「舞台はナマモノ」ですね。あまりにも愛せる会場の温度だった。最初から最後まで、本当に晴れやかで、満たされている宏規くんお顔。本当に、この仕事で自分を超えていき、手ごたえを感じているんだろうなぁと思った。
どうかこれからも健やかに、舞台上に立ち続けてほしい。
今後のレミでもご縁がありますように。
本当にお疲れ様でした!あっという間に東京に帰ってきてグリースのお稽古しているけど、本当にお心お体にはご自愛下さい( ;ᯅ; )