舞台キングダム 感想
無事に札幌公演も終えて、完走したキングダム。
昨今、宏規くんの舞台は、
悔しい想いが多かったので、
それだけで胸がいっぱいになる。
0番に立つ宏規くん。
東宝作品、帝国劇場主演。
はぁ、なんて誇らしい…
しっかりと、観てきました。
全部で3回観たので、
それぞれの回のことをつらつらと…。
安定の自己満備忘録〜。
【2023.2.9 18:00〜】@帝国劇場
帝劇のオケはチューニングの音がしっかり聴こえるので、それが本当に好きです。
だから、敢えてちょっと早く入場して、席で浴びるのが好きです。
生オケ、素晴らしかった…音楽の説得力よ……最初から鳥肌とまらなかった…ぞわぞわした…
三浦信と小関政漂は期待以上の親和性…!
三浦信×小関政漂、至高かもしれないって、この回初めてなのにそう思った。
最初の信と漂のシーンから、2人の丁寧な役作り、芝居への情熱が感じられた。
信と漂でいる時間はすごく短くて、でも、そこがとても大切。2人の時間が信の原動力になり、“信の道”がひらいていく。“天下の大将軍”という夢の道。だから、人としての厚みがある小関くんの漂は、信が信頼をおくのがよく分かる芝居なので、とても心を動かされた。
最初の漂を亡くすシーン、三浦信、めちゃくちゃめちゃくちゃ泣いてて、“親友を失う”という悲しみや怒りの深さを感じた。宏規くんの熱演に、目頭が熱くなった…(この回は肉眼で泣いているのが見える席だったので、初見だったこともあり、とても心にキた…)
小関政はずっと遠くの未来を見つめている。まさに、“王”の風格。
小関くんの性格ゆえなのか、どこか思いやりのある言葉尻で、私はそこがとても好きだなぁ。手を尽くし、できる限り見捨てない優しさみたいなのがあるような…(言葉では「いつでも見捨てる!駒だ!」みたいなこと言ってますが)
二幕でその確固たる意志がどのように育まれたのかよくわかった。回想後、少し欠けた月を見ていて、三浦信の「おっしゃ」みたいな言葉で現実に引き戻される演出。グッときたなぁ。
あとは、とにかく、ラストシーンの照明が落ちる瞬間の2人の残像が、演出として1000000点だった。姿勢悪い(宏規くんが姿勢悪いなんて新鮮だった)野心メラメラにオラついてる三浦信のことを、しっかり受け止め、自分の手中に収めている小関政…私にはそう見えてしまった。
鳥肌と涙とでもみくちゃになりながら拍手を送った…
他キャストの印象
有澤くんと神里くん楽しみにしていたんだけど…有澤くん、髭が渋かった(笑)中の人同士が仲良しだから、それが演技にも出ていて良かったなぁ。信が「おい、政!」と言った時に、容赦なく頭を叩く有澤くん。笑
あとは、 神里くん、あまりにもイヤなやつで最高の弟だった(笑)
終盤の決着がついてからのヘコヘコ逃げていく感じも情けなくて最高に良かった。神里パイセンへの圧倒的信頼感…もっと売れていいと思うんだけど…
せっかくの美丈夫なのに、メイクが(主に眉毛が)パンフと違いすぎて戸惑った。なんで、あのようにしたのか?そこだけが気になってしまった。
あとは、二幕の朴路美さんの鹿夏が良すぎて良すぎて…
「恩恵は、次の者へ」いい言葉ですね。
キャストが発表された時、梶くんと石川さんもいらっしゃって、「進撃の巨人のキャスト多いなぁ」と思っていたんだけど…
これは、“戦争”の話し。お三方の表現力は必要だなぁと納得しました。
【2023.2.25 18:00】@帝国劇場
個人的に進撃の巨人を全話見返したてほやほやだったので、胸熱であった。
三浦信×小関政漂は言わずもがな。
前回「痺れる…良い…」と思っていたところを冷静に見つめることができて良かった◎
石川さんと梶さんの生の演技に感動
お二人の熱演を、生で、目の前で浴びれた幸せが凄まじかったなぁ。
圧倒された。石川さんの鹿夏は璐美さんとは違った良さがあって…
石川さんの慟哭を帯びた演技は心に刺さるものがあった…
梶さんは、宏規くんと一緒に板の上に立っていることに感無量よ…
(かつて、梶くんの大ファンであった私…ラジオ、アニメ、写真集…とことん追いかけていた)
かつての推し×今の推し…嬉しくないわけない…
声優さんは、セリフの間合いがすごくお上手で、10000%のよさを引き出していた…
壁は観客から見ると、物語の理解をより深めるための解説的なセリフが多いので、梶さんのセリフは、すっと頭に入ってきて素晴らしかった。
ぜひまた共演してほしいです…😭
み、美弥さま・・・・
あと、衝撃だったのは美弥さまの楊端和よ…
お面をとってご尊顔を見せるシーン、さすが元宝塚…
オーラが凄まじかった…息を呑んだもんね。
手持ちだと一回しか見れなそうだったので、目に焼き付けた。
衝撃すぎて、細かいことあまり覚えていないけど、
お話なさるたびに背筋が伸びた。それくらい、山の民を率いる王としての威厳があった👏
キャストが変わると、見え方が全然変わるので、本当に面白い。
生で、自分の五感を通して味わう舞台はやっぱりいいなぁ。
【2023.3.18 12:00〜】@梅田芸術劇場
やってきました、梅劇!宏規くんの大阪公演の千秋楽。
カテコ期待していたのだけどしゃべらず…
でも、初マチネだったこともあって、子役ちゃんとわちゃわちゃしていて
とても可愛かった。しゃがんでハイタッチするだけで沸くって、もう〜。
劇場内、とてもアンティークで可愛すぎた。
高級感溢れる雰囲気で、昔から大切にされているのがよく伝わってきた。
メインホール内の天井にある大きな花のような照明が好みすぎた…
あれをお客さんでいっぱいの客席と共に舞台上から見たら、さぞかし美しいだろうな。
璐美さんがあげてくださっていた☺️
さてさて、肝心の公演自体の感想ですが…
牧島くんはとにかく目力と声の太さがすごかった。
牧島政は“力強い”っていう感じ。当たり前だけど、小関政とは違って面白かった。どっちも“政”なんだけど、全然別。三浦信がいつもより振り回されている印象を受けた。
三浦信の演技が東京公演と全然違う…!
相手も違うし、当たり前ではあるものの、東京公演の時と全然違くて驚いた。
東京公演の時は、荒々しくて、とにかく泥臭い信。
常に眉間に皺が寄っていて、政にも噛みついている印象があったけど…
大阪ではちょっと違った!
自分の道を探し始めた場面での表情がすーごく柔らかくなっていた。
別宅みたいなところで、「将来将軍になるっ!下僕じゃなくせ!家をくれっ!(ニュアンス)」って未来のこと話す信、めちゃくちゃに良い顔なのよ。
ああそっか、戦争孤児で、どうしようもない環境に身を置いているけれど、“希望”はあるんだなぁ。
あのまっすぐな瞳は私の大好きないつもの宏規くんが重なって、
うまく言葉が見つからないんだけど、「この公演にきたのはこのためだったのか。」って気持ちがとめどなく溢れてきました。
政の言葉で、「お前は岐路に立っている ここからはお前の道だ」って言ってたけどさ。歩き始めたんだなって思えたんだよね。
東京公演の本番終わりのFCの動画。
何度見ても胸がぎゅっとなる。
バルジャン楽屋に身を置く宏規くんから話されること。
この気持ち、忘れたくないなぁ
どこまでいっちゃいんだろう。
主演を終えた今、きっと新しい人生に岐路に立たされているであろう宏規くん。
これからも心を寄せていきたいです☺️
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