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看護師という働き方

今日は約8年間看護師を続けている、私の働き方について語ろうと思います。

働いて最終的に行き着いた答えは、自分の短所をカバーし長所を伸ばして、無理なく働くのが1番ということ。
そして人生なんとかなる、ということ。


私が最初に看護師になりたいと思ったきっかけは、生まれつき姉が病気がちで、母に姉の付き添いで連れられた小児病院の看護師さんが素敵だったから。

幼稚園生だった私は、ピンクの看護服にミッフィーちゃんのペンをつけている看護師さん達を見て、かわいい!と一目で虜になりました。
泣かずに治療を終えると、サンリオキャラクターのシールを手に貼ってくれる、優しい笑顔のお姉さん。
そんな看護師さん達が、幼心の憧れでした。
その後は小学校〜高校生の時期に、医療系ドラマの「白い巨塔」や「コードブルー」などのドラマを観て、ますます看護師への憧れが強くなりました。
そして勉強して苦しい実習や国試を乗り越えて、夢を叶えることができました。
憧れていた看護師になり、これからの人生への希望と期待に胸を膨らませていたのです。


ところが現実は、とても辛いものでした。
ちなみにこの新人時代は暗黒時代と呼んでいます。
今は前向きに捉えて活かせたので、結果的には良い経験と言えますが、当時はしんどかった。
看護師を何度も辞めようと思いました。

ちなみに1年目の私が選んだ職場はICU=集中治療室。
新人の頃に大変な急性期を経験すれば、なんでも出来るようになるだろうし、とにかく救急やICUはかっこいい!という動機から。

今思うと、なんて浅はかだったのだろうと。
ちなみに私が最初に就職したのは地元で名の知れた、1番大きな大学病院でした。
そんな多忙な大病院で、1年目でICUに入ったらどうなるか、当時は全く考えてなかったのです。

そもそも昔から他人よりとろく、得意分野はできるけど苦手分野はとことんダメ、コミュニケーション能力も標準かそれ以下で、のんびり大好きな人間が行くべき場所ではなかった。

やはり人には適材適所があります。

もちろんバリバリ救急をやるのが合っている看護師もいます。ただ私の性格や能力的に、せめて中堅か小さい病院で、慢性期の内科病棟から始めるべきでした。
あんなに学生時代は面接対策を頑張ったのに、本当の自己分析が出来ていなかったのです。

救急やICUを経験して、それが病棟に活きることもあるけれど、病棟に行ったらまたやり方が違うため、1から勉強し直しです。
しかも呼吸器、循環器、消化器、血液内科等々それぞれの病棟によって違う分野を勉強する必要があります。

自分の経験からすると、新人の頃は1年間色んな病棟をローテーションして、2年目から自分の興味のある分野や、いいな!と思った雰囲気の病棟に行くことが理想だと思います。
残念なことにそのような制度はほぼありませんが…
あと職場の雰囲気は本当に大事!どういう環境なのかは、行って見たらすぐわかります。
働いている人の表情や態度を見れば一目瞭然です。

この後の記事で、ICUで働いた感想と私がどうなっていったのか書こうと思います。

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