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I Love You の訳し方〜表現力をちょっと磨いてみる〜
大好きで大切な人に、その思いを伝えるとき、あなたはなんて伝えるでしょうか。
そして
今、日々の中で、その大切な人に、あなたはどんな表現でその思いを、愛を、伝えちゃっているのでしょうか。
どうしたら、伝わるような言葉が書けるの?そんな表現ができるの?
そんなことを聞かれることも多くなってきたので、表現する、ということを考えてみたり、磨いてみることも綴ってみようと思います。
最近読み始めた本
コピーライターじゃなくても知っておきたい 「心をつかむ超言葉術」 阿部広太郎著 ダイヤモンド社
冒頭にこんな言葉があります
夏目漱石が 、I love you を月が綺麗ですねとでも訳しておけ、と言った有名な話から
今ならあなたはなんと訳しますか
愛してる、と言わずに、あなたはその気持ちをどんな言葉で伝えるか。
どうでしょうか。
ロマンチックに、とか、かっこよくとか、そういう見栄はいらなくて、ただただ、あなたは目の前の大好きで大切で愛しい人に、その気持ちをこめてなんて言うか、その飾らない正直な言葉を探してみる
さて、私はどうだろうかと、思った答えは
「ありがとう。」
でした。
出会えて、会えて、ともに過ごせて、感じ合えて、時を重ねられて、いろんなことをともに体験できることが、嬉しくて、だから
ありがとう
改めてこの問いをもらって考えたことで、自分でもそこまで気づいてなかった(うっすらとは気づいていた)私なりの愛情の表現に、気づくことができたのでした。
言葉って何気なく使っているけれど、その言葉には、実は自分でも気づいていない、深みや源泉がある。
好きだから、好きと言うわけでも
愛してるから、愛していると言うわけでもなくて
好きだからこんなふうに言う
愛してるから、こんな言葉で言っている
の方が、うんと、多い。
(なのに、直接的な一言で愛情を図ろうとしてしまう愚かさ。)
ちなみに、この本で、I love you の訳の例でとても可愛らしかったのが、
「あ、消しゴム落ちたよ」
でした。
好きな子だから、気になる、目で追っちゃう、小さな変化を見落とさない。
消しゴムが落ちたことだって。
どの言葉にどんな気持ちがこめられているか、わからないもの。
そして
ささやかな一言に、大切な気持ちが込められていることの、素晴らしい例。
気づかないよねぇ、でも、そこにこそ、な思いがぎゅって、してる。
だからこそ、忘れたくないこと
「この人のこの言葉には、どんな意味や気持ちが込められているんだろう」
それを決して自分の独りよがりや、拗ねた思い込みからではなく、理解しようとする、そんな視点も、大事なのだろうな、と。
人はいろんな言葉で
気持ちを、心を表現する。
本人さえ、気づいていないくらいに。
だからこそ、自分は、
どう伝えようか
どう、伝えたいか
どう、伝えてしまっているか
見つめ、振り返り、
気づき、見つけることが、とっても大切。
そうした上で
どう、伝えるか、を決めることも。
I love you
あなたなら、どう訳しますか
そして、今、その気持ちを、どんな言葉で表現していますか。
美味しいも、楽しいも、嬉しいも。
きっといろんな言葉で表現できるし、している。
それに気づくほどに、表現力や言語化力は磨かれていきますね。
ではまた。