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もう1度チャンスをください。

こんにちは。ナマステ。十豊(しゅうと)です。
2024年度に入ってから、年のほとんどをネパール・バングラデシュで過ごしています。

ネパールに住み始めると「十豊がネパールにいるぞ!?」と、それを聞きつけたいろんな人から連絡が来るわけです。

そして今回。コロナ禍を経て、長らく会っていなかった孤児院出身の女の子から、突然連絡がありました。

メッセンジャーより

「Plz help me Brother uh are only my hope」
(助けて欲しい。あなただけが希望なんです。)

「どうした?」と聞くと。「家賃の支払いが未納なの。このままだと追い出される」と言うのです。

彼女からの連絡を受けて、まずはこのような困難な状況の中で勇気を持って連絡してくれたことに感謝しています。と同時に「uh are only my hope」と言わせてしまったことを心底後悔してます。

兎にも角にも、会って話さないと分からない。

実際に、彼女に会いに行き、孤児院を出て行った後の様子を聞いてみたのですね。

右:ビティサちゃん(21歳)

◾️孤児院を出て行った後のこと

彼女は孤児院を出て行った後、頼れる親族がいるわけもなく、お姉ちゃんや友達と一緒に暮らしていたそうです。高校への通学はNGOの支援を受けて通っていたようですが、全て順調だったわけではなかったみたいなんです。

高校を卒業する直前の最終試験の日。
めちゃくちゃ重要な日です。

もう一度言います。
めちゃくちゃ重要な日です。

なんと・・・

彼女は試験時間に遅刻してしまったそうです。

不覚にも笑ってしまいました。

「何してんねん!」と思わずにはいられませんでしたが、理由を聞かないと分からんこともある。恐る恐る聞いてみたんです。

「理由はシンプルに寝坊。。。」ということでした。


何してんねん!


コップでも作ってやろうか。

同時にひとつ思ったことがあるんです。

(まあ、俺も寝坊するもんな。人のこと言われへんよな。)

左:高校生の時のボク

彼女は遅刻した日に、何度も高校側に謝罪したものの、試験を受けることが許されず、それを聞きつけたNGOからのサポートも当然ですが、止まってしまったようなんですね。


たった一つのミスで進路を閉ざされてしまったんですね。


その後、彼女は少しだけ働きながら2、3年を過ごしました。

最近になって、お姉ちゃんは結婚し、友達も別の場所へ移ってしまったため、突如として1人になったそうなんです。

そして、彼女はすがるように僕に連絡をしてくれました。

彼女との話し合いの中で、ボク自身も反省することが多々あったわけです。

この4.5年間。。。
「なんで、家を建てることばかりに集中していたんだろう。」
「言い訳なんてせずに、みんなでやればよかったじゃん。」

彼女の未来をつくるのは彼女です。
ですが、それを見捨てるつもりはありません。

◾️また、高校に行こうか。

彼女との協議の結果、まずは高校卒業試験(12年生)の合格を目指すことにしました。

ネパールにおいて社会的地位を判断する上で重要な要素であり、そしてカーストの壁を越えられる要素でもあるのが"学歴"なんです。

カーストを否定するつもりはありません。

ですが、1人の人生の可能性をカーストが理由で閉ざされるなんてこともあってはなりません。少なくとも12年生はマストで卒業する必要があります。

合格すれば、彼女の将来の選択肢がグッと広がるでしょう。

可能性の苗

ただし、そのためには"1年間"また学校に通う必要があるんですね。

以前、学校で習ったけれど忘れてしまったこともたくさんあるでしょうし、また取り戻すのにも時間がかかりますが、彼女はやると決めたそうです。

「本当に、ちゃんと勉強できるの?」とそんな声が出てきそうですが、ボクがはっきり言えるのは、そんなことを言っている大人ばかりだから若者はチャレンジしなくなるのです。

ボクは彼女の覚悟を信じますし、「あんたなら、できる」と側で言ってあげられる大人でありたい。

右:シバさん(心強い現地パートナーもいます)

◾️実現するために

12年生を卒業するためには、現実的な話でどこまでいっても”お金”が付きまとってくるわけであります。

計算してみると、30,000円/月です。
家賃6000円、食費11000円、学費5000円、その他費用5000円(交通費、テキスト代、電気代、家具・ブランケットなど)、BASE手数料10%3000円が含まれます。)


流石に1人で支払うには無理があるわけですが、みんなで協力すれば支払えることをボクは知っています。

◾️協力者求む!!!

今回の支援に関しては、通常の投稿とは異なり、サポーターのみの限定公開で進めたいと考えています。

「本当に私たちのサポートは届いているのか?」という日本側の疑問と、「誰が私を応援してくれてるの?」と言うネパール側の疑問を一気に解決できるからです。

そして、協力してくれた方限定で↓

①半年に1回、現地にいる彼女から実際に手紙や動画メッセージが届く!
②半年に1回、ZOOMで話せる!


ボクだけじゃなくてね、より一層、彼らと近い距離で未来をサポートして欲しいんですね。

◾️最後に

彼女はミスを犯したかもしれません。だけど、「サポートはするよ! だって、私もミスをして、大人になったんだから。」と思ってくださる方に参加して欲しいんです。

これが、お節介なポンコツ兄ちゃんやポンコツ姉ちゃんのスタンスだとボクは思っています。笑

この先の未来がどうなるか!?
ワクワクとハラハラの気持ちを片手に
一緒に走ってくれる皆様。


どうぞよろしくお願いいたします。

古川十豊より

◾️協力・応援はこちらから
※サポートは12ヶ月限定です

12ヶ月が過ぎた時点で自動的に、引き落としは止まります。


ネパールの孤児院建設費用に全額費やします。